市道常盤通り小路3号線

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記事作成日:2019/7/20
最終編集日:2019/8/4
市道常盤通り小路3号線は、宇部税務署角地となる市道真締川東通り線より旧市役所庁舎に沿って東へ進み、市道栄町線を横切って旧宇部井筒屋店舗の裏を経て琴芝通り(市道琴芝通り南京納川津線)へT字路で接続される路線である。
写真は本路線の区間廃止前において市道常盤町寿町2号線と接続される地点。


後述するように市役所新庁舎建設の影響で起点が移動し部分的な廃道を生じた路線の一つである。経路が変更になったこと、2019年度中にYahoo!ラボの廃止が確定していることからルートラボは掲載しない。起点・終点と経路のデータは[1]を参照されたい。以下では変更前の路線状況を記述し、新庁舎建設に伴い変化する部分は編集追記する。
《 概要 》
近接する市道常盤町寿町2号線とは異なり時系列記事が作成されていないので、この総括記事で解説する。

起点は市道真締川東通り線にある。
流れとしては真締川東通りを下ってきて左折し本路線に流入する車両が多い。


通行方向の制限はないが、本路線そのものは大型車両の通行が禁止されている。また、庁舎の建物が角地一杯まで建っているため、真締川東通りに出るとき左側から来る車の見通しが悪い。ミラーはあるが路上で停車し待機する車と紛れて見づらいことがある。

路線はほぼフラットで、旧市役所庁舎の裏側と税務署の間を通る。
この途中に庁舎裏側の出入口がある。


この出入口は自転車や二輪で通勤する市役所職員の通用門のように機能するが、一般の来訪者も自由に出入りできる。休日や時間外にはシャッターが降りている。

市道常盤町寿町2号線のT字路から栄町通りに出るまで、左側は本路線へ直角に停める形態の駐車スペースが備わっている。旧来のゲート付き青空駐車場などとは異なり発券を受けずに駐車できて庁舎に近いので、常に争奪戦状態となっている。
スペースの空きを待つために路上待機する来庁者の車もある


特に栄町通り交差点の近くからは右側にも庁舎付近の余剰地を利用した駐車スペースがあり、東側の出入口も備わっているためこの付近で本路線を横断する人の流れが非常に多い。ゲート付き駐車場に停めた来庁者は本来は歩道を通って東側出入口より入場することが想定されているが、余剰地の駐車スペースからも庁舎の出入口がありその方が近いため、この方面へ車を停めた殆どの来庁者が本路線を横断する。このせいで本路線のこの周辺は常に路上待機車両や来庁者などで混雑している。

市道栄町線との十字路。
横断歩道は備わっているが信号機は設置されていない。


市道栄町線の交通量は双方向共にとても多く、横断は困難である。特に本路線沿いの駐車スペースに停めていた来町者が市役所の用事を終えて退出するとき、ここで右折するのは時間帯によっては非常に難しい。右折して市道栄町線に入ったとき市役所前交差点では常盤通りに対して直進・左折と右折専用というレーン分けになっているため、松山町方面へ行く場合は奥のレーンへ入らなければならない。特に交通量の多いときは信号待ちする車で直進・左折レーンがこの交差点まで埋まり右折退出できなくなる事態も生じている。
以上の問題は本路線の前半部分廃止により解決された

栄町通りを横断すると、その先は極端に車の往来が減る。
旧井筒屋の建物の手前で左から市道常盤町寿町線がT字に接続する。


最後は琴芝通りへT字路に接続される。
琴芝通りのこの区間は常盤通りから入ってくる一方通行規制となっているので、一般車両はここで左折のみ可能である。


左側の角地エリアは琴芝児童公園となっている。
《 近年の変化 》
今後、市役所新庁舎が完成する2021年以降まで変化が続くと予想されるので、年を分けて記述している。
【 2019年 】
・6月中旬に市役所新庁舎建設にかかる本路線の地点に7月上旬をもって廃止する予告看板が設置された。[2]


同種のものが市道常盤町寿町2号線側にも設置されている。

・7月上旬に看板の「7月上旬」の部分が「7月17日(水)」に書き換えられている。


・7月17日より旧市役所庁舎の裏手通用口から市道栄町線までを囲むように工事用の高いフェンスが設置され物理的に通れなくなった。これに伴い本路線とゲート付き青空駐車場の間にあった10台程度の駐車スペースと、旧庁舎の北東側にあった駐車スペースも併せて塞がれた。ただし起点〜栄町線までが廃止対象となっているものの、庁舎裏には職員と一般向けの自転車・二輪の駐輪場があることから、庁舎の通用口の出入りを確保しその東側にフェンスを設置している。
この区間は既に市道ではなくなっていることから来庁者の車の溜まり場になってしまうかも知れない


栄町通りに面する部分は横断歩道に沿ってフェンスが設置されたため、この方向へ車を乗り入れることが完全にできなくなった。


これに伴い本路線を含めた2路線に面する駐車スペース、庁舎の北東にあった駐車スペース、更に旧ゲート付き青空駐車場のすべてが利用不可能となり7月1日より供用開始された立体駐車場を利用するよう案内されている。ただし一連の駐車スペースが廃止された後も庁舎の常盤通りに面した駐車スペースは利用可能である。

計画では市役所新庁舎(1期棟)が竣工すれば現在の旧庁舎と税務署の機能を移転し、旧庁舎は取り壊されて2期棟の建設が予定されている。この周辺は真締川公園と一続きになり公園の一部となるので、残された本路線のこの区間は元より真締川東通り線も常盤通り接続部付近から税務署裏あたりまでが廃止されることとなっている。

・7月20日午前10時より旧宇部井筒屋店舗の1階部分を利用して常盤町1丁目スマイルマーケット(通称「常スマ」)がオープンした。車での常スマ来訪者には立体駐車場が案内されたので、本路線の旧井筒屋立体駐車場出入口付近に誘導員が立ち車が往来することで久し振りの活況をみた。
《 Googleストリートビュー 》
全区間採取されている。2019年の区間廃止以前の初期の起点から画像を掲載している。

2018年5月のデータ採取なので、まだ工事はまったく始まっておらずゲート式青空駐車場の様子が観察できる。
《 問題点 》
本路線の前半部分は税務署の角から始まり、市役所庁舎とゲート付き青空駐車場の間を通過していた。本路線沿いにも車を停められるスペースが造られていたこともあり、庁舎と駐車場を往来する歩行者と通行車両との交錯が起きやすかった。駐車区画に空きが出るのを見極めようと路上で乗車したまま待機する車両も多く、弁当納入業者は専ら庁舎裏出入口付近に停めていたし、短時間であれば市関係者の車さえも路上駐車していた。車の陰から出てくる歩行者とのニアミスが無数に発生していたと推察される。先述のように、新庁舎建設工事に伴い前半区間が廃止されたことにより一連の問題はなくなった。

しかしこの区間が廃道化処理されたことに起因して来年起きることが予想される困難な問題がある。

毎年、確定申告の時期が近づくと本路線起点角地にある税務署へ書類提出のために周辺は大変混雑する。廃道化処理される前までは、庁舎裏から税務署前にかけて駐車場の空きを待つ車が列を成して待機する状態であった。一般車両の交通に支障を来すため、税務署前に少なくとも2人のガードマンを立たせて交通整理を行っていた。写真は2017年の状況である。


廃道化処理後の現時点では、該当エリアが閉鎖され地質調査を行っている段階である。新庁舎は将来的に市役所と税務署が入るため、現在において既に税務署への来訪者は今年7月より供用開始された立体駐車場を利用することとなっている。市役所の来庁者と同様、税務署来訪目的での駐車にも駐車チケットに捺印することで対応する。

したがって確定申告時には税務署への来訪目的者も立体駐車場を利用する。立体駐車場には当所から栄町通りへの出入口一箇所しかない。2020年の確定申告締め切り期日前には立体駐車場へ向かう車が押し寄せ、市役所へ来庁する人も巻き込んで周辺に酷い交通渋滞を生じるのではないかという懸念がある。

市役所の新庁舎建設ワークショップでは、今まで周辺に分散していた駐車場が統合され立体駐車場一箇所のみになることから、入口の市道栄町線側に入場用レーンを造るなどしなければ交通渋滞を招くのではと意見している。ちなみに現在の立体駐車場では、ゲートが以前の駐車場より一台分程度奥にあり、自歩道の幅にも余裕があることからそれほど酷い入場渋滞は生じていない。
出典および編集追記:

1.「うべ情報マップ|地図表示
上記マップはスマートフォンや携帯電話では公開されていない

2.「FBページ|2019/6/21の投稿
《 個人的関わり 》
市役所との位置関係上、栄町通りを境に起点側と終点側で通行頻度が極端に異なる路線である。

注意以下には長文に及ぶ個人的関わりが記述されています。レイアウト保持のため既定で非表示にしています。お読みいただくには「閲覧する」ボタンを押してください。

市役所庁舎の建設工事に先立ち、本路線の前半部分は既に廃道化処理されフェンスで塞がれている。今後は廃止された区間内の変化は市道としてではなく市役所新庁舎建設関連で記述し、明白に道路部分における変化のみを本総括記事に編集追記する。

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