《 桃山3号配水池入口 》
桃山3号配水池のある敷地のこの場所にはかつて門扉があり自由に出入りできていたのだが、最近門扉を撤去して塞いでしまった。これは4年前の春に訪れたとき撮った写真である。
コンクリートの門柱に門扉こそ設置されていたが、休日に訪れたときは開放されていたし中では子どもたちが走り回って遊んでいた。
(ただしこの時既に見学可能日は限定されていたようである)
この時は私も自転車に乗ったまま敷地内へ入り、自由に写真を撮って歩いた。フェンスの内側に見える市内で最も古い建物の一つともされる桃山3号配水池の監視廊にもすぐ近くまで行って眺めることができた。
どういう訳かこの場所の門柱と門扉を共に撤去しフェンスで完全に塞がれてしまった。別の場所にある出入口で足りるということだろう。あのコンクリート柱はもしかして昔からあったものではと思ったのだが…
現状は有刺鉄線付きのアルミフェンスに更新されている。さながら危険な現役構造物並みだ。
再び入口にする予定がないのか縁石も繋げて締め切っている。代わりに説明板に合わせて見学可能な日の掲示板が更新されていた。
フェンスには一般公開されるのが土日祝日となっていて、その後(第二・第四)の文言を付け加えている。殆ど観に来る人も居ない状況なので管理人の負担を削減したかったのだろう。
それにしても納得いかないのは、このスケジュールに従って現地を訪れても見学できないという不可解な点である。
本路線編の【4】では写真を撮っているときたまたま訪れた水道局の職員に誰何され話をする場面があった。私は3号配水池が既に常時見学はできない状態であることを知っていたので、いつ開いているか尋ねた。そして土日は見学できるという説明を頂いた。
後から思えばそれは勘違いだったのだろう…この日は平日だったので同じ週の日曜日に訪れたのだが、あいにくそれは第三週だった。そのとき初めて掲示板の見学可能日が第二・第四の隔週に書き換えられていたのを知り、当然ながら見学できないまま帰った。
その翌週となる24日は第四週日曜日だった。間違いなく見学できる筈なのに現地を訪れてもどなたの姿もなく門扉は閉ざされたままだった。午後4時近くという訪れた時間が遅かったのが原因かも知れないが、市ガス水道局を含めて通常本庁は午後5時まで開いている。早い時間に閉めるのもやむを得ないとして、それなら見学可能時間を書いておいて頂かないと、このような感じで2度も無駄足を運ぶことになってしまう。
(本件については水道局に問い合わせ中…後日結果を追記する[1])
振り返って撮影。
ここから左側へ入ったところに別のフェンス門扉がある。公開日にはそちらが開かれるらしい。
桃山3号配水池については記事に足りる程度の写真が採取できた後に作成する予定である。
《 小松原桃山線に至る道 》
本路線は宇部変電所前を通る市道小松原桃山線、六角堂に向かう市道小松原通り線のすぐ近くまで到達していながら接続されることなく再び山の中に入ってしまう。実際には配水池付近にある民家から市道へ出る交通需要のため、同程度の規格の道がある。この道は地元管理の道となっている。市道小松原桃山線に出てくるまでの道を撮影すると共に、左側への分岐路がないか調べてきた。
桃山3号配水池の元入口近くにあったサクラの木は伐ってしまったらしい。これはかなり昔のようだ。
かなり幹径がある樹だったのに勿体ない。近所から虫がついて困るという苦情があったのだろうか。
この辺りは左側は民家が詰まっていて分岐路はまったくなかった。
(玄関前に年配の方が出ていて興味深そうに眺めていらしたのでちょっと撮影しづらかった)
市道へ出るまでの道は緩やかに下っている。
この辺りも左側は民家が詰まっていて分岐路はない。
下り坂の途中に左へ入る道を見つけた。
残念ながら如何にも市道ではなさそうな道だ。
大体、キチンとコンクリート舗装されているではないか…これは私道で、民家へ出入りする人が自費で整備したのだろう。
念のために少し先へ入ってみた。
少し進んだ先で二又に分岐している。益々違う…こんな分岐など地図には描いてなかった。
方向としてはこちらになるのだが…絶対に違う。どう見たってあの平屋の民家へ到達して行き止まりだ。
当然引き返したが、ここから先はもう左への分岐候補は一つも見当たらなかった。
やがて小松原桃山線が見えてきた。
この接続部が奇妙なことになっている。先端が二又に分かれる形で接続されているのである。
この部分は日にちの異なる写真があり、将来的に市道小松原桃山線を記事化したときにもリンクするので別途記事を書いた。
ここでは後続記事として次項に案内する。
《 小松原桃山線接続部分 》
桃山3号配水池から市道小松原桃山線に接続される場所は奇妙な合流形態になっている。何故か中央に正三角形の領域を残して左右どちらにでも出られるようになっているのである。
この中央部分にできたデルタ地帯(?)は私有地なのかも知れない。
このように車が停まっていることがある。
小松原や鍋倉方面へ出るときは右の分岐路に出る。
もう一つの分岐を逆から撮影。
(一部を画像処理しています)
市道小松原桃山線から撮影。
どの方向からも同程度に通行需要があるらしく路面には相応にタイヤの跡がついている。
この奇妙なY字型接続部は十数年前から現在の状況だったのを覚えている。通常の認定市道ならどちらか一方に通路を整理するもので、普通には有り得ない状況だ。
デルタ部分を中心にポイントした地図である。
Yの字状に分かれた経路を更に延長してみると、市道小松原桃山線を横断して更に南の方へ道の痕跡のようなものが遺っている。元々は両方とも人が歩ける程度の真っ当な道があったようにも思われる。
出典および編集追記:
1.(2015/3/5追記)現時点では土日・祝祭日の午前9時〜午後4時はフェンス門扉が開放され、地元在住民が管理区域内に設置された管理室に常駐している。申し出れば3号配水塔の展望台の鍵を借りることで見学可能となる。詳しくは「桃山配水池|見学について」を参照されたい。
1.(2015/3/5追記)現時点では土日・祝祭日の午前9時〜午後4時はフェンス門扉が開放され、地元在住民が管理区域内に設置された管理室に常駐している。申し出れば3号配水塔の展望台の鍵を借りることで見学可能となる。詳しくは「桃山配水池|見学について」を参照されたい。