写真は終点付近の下り坂。
本路線は全線の半分以上に相当する区間が未成線であり、一般車両の往来需要に供されているのは市道丸山黒岩小串線との交差点から山口宇部道路へのT字路までの300m程度に過ぎない。整理番号が800番台なので、道路計画自体は比較的後年になされたようである。全線が当初計画の通りに開通するメドはたっておらず、そもそも経路の認定背景も明らかではない。この辺りの詳細は後述の時系列記事を参照。
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本総括記事を作成する以前に公開していた時系列記事。ネタばれを防ぐために本総括記事で伏せていた項目を記述している。全2巻。(2014/5/28)時系列記事: 市道常盤公園岡ノ辻線【1】
《 近年の変化 》
・本路線が当初計画のように全通する見込みはないが、現在の未成区間終点側から市公園緑地課の管理地まで下るスロープを設け、新たな公園散策の拠点とする計画(緑と花と彫刻のブレスレット構想)がある。[1]これが実現すれば、現在の行き止まり地点から堆肥ヤード付近までは来園者向けの駐車場通路となる予定である。・未成区間終点側付近は荒れ地になっていたが、2014年半ば以降(時期は未定)バリカーが取り除かれ未成区間のところまで宅地整備された。公園の外側に相当する位置にネットフェンスが設置されている。一連の変化は以下の記事に作成されている。単巻。(2016/4/13)
時系列記事: 市道常盤公園岡ノ辻線【3】
・本路線の設定背景については現在もなおよく分かっていないが、起点に関しては現在の周遊園路が整備される以前から存在していた山道に由来するのではないかと思われる。昭和49年度版の国土地理院空撮映像では尾根伝いの道が明瞭に読み取れる。
この道は周遊園路以前に論瀬あたりから黒岩観音へ参拝するとき歩かれていた道という話を伺っている。もし本路線の成立背景がこの古道にあるのなら、企業誘致のために認定市道化したという仮説は当たらない。他方、周遊園路整備前から道路建設する予定があったかは更なる調査を要する。(2017/1/30)
(黒岩観音への参拝に往来したという件は常盤校区在住のある年配者による談話)
《 個人的関わり 》
常盤池の東條の入江に向かって舗装路が伸びている様子は現地へ赴く前から航空映像で知っていた。初めて訪れたのは2009年のことで、現地へ到達したときの写真がある。
(現在はバリカーは取り除かれ写真の右側は新興住宅地となっている)
その後も行き止まりの場所には数回訪れているが、ガードレールから先へ進攻したのは上記時系列記事レポートのときが初めてであった。
【路線データ】
(延長など各データの正確性は保証できません。参考資料とお考えください)
名称 | 市道常盤公園岡ノ辻線 |
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路線番号 | 890 |
起点 | 市道丸山黒岩小串線・スポーツ広場前バス停付近 |
終点 | 県道6号山口宇部線・T字路 |
延長 | 約600m(通行可能区間) |
通行制限 | 特になし。 |
備考 | 未成線 |
(延長など各データの正確性は保証できません。参考資料とお考えください)