お知らせの履歴・2018年

(「お知らせの履歴・2019年」の続き)
新天地にて初めて迎える冬
数日前には一日の最高気温が25度を超える夏日なんて信じられない気象状況でしたが、週末までに気温が急落する見通しです。明日朝の最低気温は3度なんて予報が出ていますから、暦の標準的な気候からプラスマイナス3ヶ月程度で変動しています。上下のブレ幅が大きくなるだけで、季節は確実に冬へ向かっています。

現在のアジトへ引っ越したのは今年の2月中旬でした。それから暫くは寒さに身体を馴らすのが大変で、奇妙に咳が続く異変もありました。11月を終えた時点で暖房にかかる電気代が相当かかっており、一年前のアパート時代どころではない寒さと言えそうです。寒さが苦手な幸福の木は台所から居間へ呼び戻しました。台所は極寒の地なので、幸福の木を放置していたら恐らく年を越せないでしょう。

更に気温が下がって凍結するようになったら、場所柄車で買い物に出かけるのも困難になるかも知れません。もっともそのような冷え込みはアパート時代にもあり、朝早くから出かける用事もないが故に問題は起きていませんでした。生活に支障が出てしまうかそれとも全く問題にならないかは、まず一年が経ってみないことには分からないようです。

---
里道の地位が限りなく低下している
事改めて話すまでもなく、世は完全な車社会です。特に公共交通機関が弱いこの市では何処へ行くにも誰もが躊躇せずマイカーを使います。利用度の高い道路を整備した方が最大多数の利益に適うので、車の通れる道が重視される裏で、四輪の入らない狭い道は殆ど整備もされず荒れています。それでも往来のある生活道路ならまだいい方で、山間部や田畑に接する里道は放置されるか、あるいは隣接する耕作地の持ち主などによって私物化されているも同然になっています。

耕作地ではイノシシなどの野生動物による食害が目立って増えています。農作物を守るために田畑を鉄柵で囲むのはまったく一般的になりました。イノシシも対処されない田畑を狙って侵入するので、今では囲まれていない田畑の方が稀です。市道の両側に沿って延々と無機的な鉄柵が設置され里山の景観どころではない状況ですが、それだけ食害が深刻なのでしょう。

こうした中、本来なら誰でも通れる筈の生活道路や里道まで鉄柵で塞がれて通れなくなっている事例が増えています。由緒ある石碑がある場所の手前や旧山陽街道の入口など、断りなく鉄柵で塞がれています。


耕作地で作業なさる方は事情を周知しているので自分で開けて通っているのでしょうが、外部からの来訪者はここで足止めを喰らいます。何故なら、勝手に開けて通っていいものかどうか分からないからです。個人の耕作地にのみ接続される私有地や私道なら、勝手に開けて入ると不法侵入になりますが、誰でも通れる里道であった場合、鉄柵で塞いで一般の通行を妨害するのは里道の不法占有にあたります。私道か里道かで判断がまるで逆になるのです。しかしぱっと見て目の前の道がそのどちらであるか判断するのは普通の人に分かる筈がありません。

仮にも私有地だった場合、柵を開けて中へ入った時点で不法侵入とみなされ警察沙汰になる可能性があります。それ故に本来なら自由に通れる里道だったかも知れない場所を前に、調査や撮影を諦めて退散せざるを得なかった事例が最近急増しています。塞ぐ側からすればそれほど獣害が酷い現実があるのでしょうが、もしかすると「どのみちこの先を通る人なんて誰も居ないから」とか「通りたい人は勝手に開けて通るだろう」と思っていらっしゃるのでしょうか。

里道に接する耕作地をお持ちの方で、獣害が酷くやむを得ず入口に鉄柵を設置して塞ぐ場合は、どうか「開けて通った方は必ず元通りに閉めて下さい」の如き通行容認を示す説明を掲げてください。もちろん立ち入って欲しくない私有地の入口に設置する鉄柵には必要ありません。元来、里道を塞いで一般の通行を妨害するのは違法行為であることを正しく認識してください。

この辺りの現状を市の該当部署へ話したのですが、既に設置されている鉄柵などがあまりにも沢山あり、個別に指導していくことは不可能と突っぱねられました。山口市阿東地区では早くから一般向けの掲示が行われており、宇部市ではこの種の取り組みが極めて遅れています。「そんな誰も通らない里道などいちいち通らなくてもいいじゃないか」とでも言いたげです。

類似する問題が登山道でも起きています。地図にも案内されている登山ルートなのに、その入口部分に堂々と「関係者以外立入禁止」の掲示を出している意味の分からない場所があります。今はまだ一般市民も行政ともども里山へ目が向いていないから問題が起きていないだけで、現状を放任すればそのうち安全安心な里山歩きが出来なくなると警鐘を鳴らします。この問題の詳細については「意見・提言」もご覧ください。

---
11月25日は「芽吹き記念日」
昨日のこと画像を整理していて、ちょうど一年前の11月25日が「奇跡のスイセン」の芽吹きに気付いた日だったと知りました。下の写真は、ベランダに放置されていた球根の写真です。


いずれ記事を作成する積もりなので概略だけ述べると、この球根はときわ公園を散歩していて確かロックガーデン付近に棄てられていたものでした。外観が健全で腐っているとも思えず、ちゃんと育つのではと思い持ち帰ったのです。あり合わせの皿に土を入れて室内で保管していたのですが一向に芽吹きません。時期が悪いか、あるいはやはり死んでいるのだろうと思ってベランダへ出してしまいました。ある日、部屋の掃除をしていてベランダに埃を掃き出そうとして窓を開けたところ、上の写真の状態になっていたのでした。

11月下旬ともなれば、外はさすがに寒くなります。この寒さに当てれば枯れるだろうと慌てて部屋の中へ取り込みました。その後、この得体の知れない球根はどんどん伸びていき、年を越してからは先端につぼみが着きました。さて、何の花が咲くのだろう…それは徐々に花開き始め、今年の2月に入ってスイセンと判別できる程度に開花しました。そして完全に花開いたのは、忘れもしない私が初めてのセミナーを開催した日だったのです。何かとても出来過ぎた話です。

それ以来、棄てられていた球根から無事に育ったこの個体を「奇跡のスイセン」と名付けました。セミナーを開催した翌日は、今暮らしている引っ越し先への荷物搬入が可能となる契約開始日でした。奇跡のスイセンも鉢植えのまま連れて行き、引っ越し先の庭先へこっそりと移植されています。その後の顛末は…いずれ記事で書きましょうか。

なお感慨深いのは、一年経った同じ日の今日11月25日に第二弾となるセミナーの予行演習を行うことです。まだ詳細は書けませんが、題材を決めてスライド資料を仕上げています。致命的な問題がなければ必要部分を修正した上で一週間後に本番のセミナーが開催されます。ただし前回のように日にちと場所を固定した一度限りではなく、需要をみた上で別の場所や期日での開催も予定しています。

---
この先のスケジュールについて
前回話した今後の変化についての続編です。

今後の情報発信の WordPress 移行については、先述のように最低限公開可能なスペースの確保が要ります。旧来のブログのように元々オンラインで操作するものであり、今やってるホームページのようにローカルPCで作成ということは基本的にはできません。

当サイトの公開は、低料金で使えるスペースを借りて行っています。WordPress のモジュールは基本部分については無償で公開されており、公開先サーバが対応していればそれをアップロードすることですぐ使えます。利用している会社(ロリポップ!)では対応はしているのですがプラン変更が必要になります。プラン変更は契約更改時の1ヶ月前までのみ可能で、タイミングが悪いことにWordPress 化の話を聞いたのは変更可能な日を過ぎた直後でした。

今すぐホームページを移行など出来ないので、取りあえずホームページのプラン変更はせず契約更改を1年毎から半年毎に変えました。3ヶ月や1ヶ月も可能ですが、手続きが面倒だしそもそも WordPress を導入したところでそんな短期にこのホームページを移行・閉鎖できないからです。しかし将来的に移行するならある程度操作してみなければ何も分かりません。そのためだけに別途サーバを借りるのは無駄なので、本当にローカルで動かせないものか調べました。如何にも「出来ない」ことはなく、所定のソフトを介在させれば可能なことが分かりました。

必要なソフトをインストールして指南書にある通りの手順を踏んだのですが、何故か何度やっても正常に動きません。WordPress の設定画面が出るべきところで画面が真っ白になります。どうも今使っているPCに原因があるようです。そもそも半月くらい前からブラウザ操作中のフリーズが頻発し始めました。地図のような負荷の高いページの操作中によく起こり、マウスもキーボードも一切受け付けず電源強制断を強いられます。異なるブラウザを使用しても発生し、一昨日など短時間に2度起こりました。原因が分からないしPC本体も陳腐化してきたので、WordPress 導入以前にPCの買い換えが先になりそうです。

ホームページスペースの契約更改手続きは既に完了しました。今年はキチンとメールを受信できたので、去年みたいに知らないうちに期限が切れてホームページのアクセスが出来なくなる心配はありません。次の半年後契約更改までにWordPress を使える環境を整えますが、総括記事のように適宜書き換えられSNSとの連携がそれほど重要でないファイルがあること、既に制作された古い時系列記事でも現在の記事制作ポリシーに合致しないものも含まれることから、全部をバッサリとWordPress 側へコピーということにはならないと思います。

---
変化は季節と共にやってくる。
「まったく酷い夏だったね」とほぼ一ヶ月前に呟いたのでした。その頃もまだ漸く夏将軍が撤収開始したくらいだったんですが、さてどうでしょう。今はもう人によっては暖房が要るなんて言い始める気候の変貌振りです。暑がりな私も今はさすがに長袖を着ています。今の新アジトへ越してきて半年が経ち、引っ越した3月上旬は寒いサムイを連発していましたから、次はこの冬の寒さを乗り切る課題に直面しそうです。

そして昨日のこともう一つ乗り越えた先にある成果と、そのために必要な変革に関する会合がありました。他ならぬこのサイトに関して求められる変化への勧告です。

時代は明らかに情報の精密化と共有に向かっています。対象となる題材の精密さについては当サイトの内容でおよそ理解して頂けると思います。もう一つの共有に関してですが、これが現状は最適化に程遠い状況になっているという点です。
ホームページではカテゴリ毎に記事を区分し収録できます。昔からあるブログはそれが巧くできません。精々大項目のカテゴリ分類だけで一般には時系列で記事配置してしまうので、古い記事はどんどん過去へ送り込まれます。このためせっかく精密に書いた記事でも実質的な「書き捨て」になり、それが厭でブログを卒業してホームページ転向したのでした。

近年ではブログの持つ分類性の弱さがかなり改善されているようです。既に記事化されたあるキーワードがテキストに現れると自動的にリンクを貼ってくれるシステムがあり、最近のニュース記事でよく見られます。このシステムこそ個人的には「待ち望まれたもの」なのです。Wikipedia で特に顕著であり、あのシステムだけレンタルしてどこかのサーバへ載っけて独自ドメインを取得すれば、記事書きは容易になるし可読性も飛躍的に高まるのです。それに肉薄するサービスを提供しているブログ的システムが既に人気化しており、それが WordPress なるものだそうな。

WordPress に関する知識は現時点で皆無であり、当サイトでもこの単語を入力したのは間違いなくここが初めてです。流れとしては (1) 公開スペースをサーバに確保する (2) 独自ドメインを取得する (3) WordPress をサーバへアップロードする といった感じらしい。ホームページのようなタグによるカスタマイズが可能で、関連記事リンクもホームページのように手動でやるよりも効率的にできるようです。何よりも現代では「使用していないのはもはや犯罪レベル」とすら言われてしまいそうなスマホの閲覧に対応している点です。ガラケー使いな私は今なお犯罪者(?)ですが、多くの閲覧者の要望に応えるべき時期です。2年以上もコラム配信し、地域版ながらテレビ出演までしてしまった身なら、もうそろそろ市内限定物件の記事化に関して素人の振りから足を洗う時のようです。

会合で得られた自分なりの理解を[1]に書きました。ホームページではこんな感じで毎回自力でリンク設定しなければなりませんが、こういった機械的な作業もすべてボタン数クリック程度で実現できるはずです。今やドキュメント中心の記事構成路線なのですから、記事を書く以外の作業は極力少ない方が良いのです。特定の機能が割り当てられたボタンをクリックして画像配置し、後は全時間を記事制作に専念できますから。

思えば去年の11月下旬には、メールソフトのバグによりホームページのアカウントを強制停止させられ閲覧できなくなるといった論外な事件が起きていました。来月になると今のレンタルサーバの更新月がやって来ます。サーバ確保・独自ドメイン取得・WordPress のセッティングが完了したなら、極端な話、今すぐ要るデータだけ移動してサイトは退会しても構わないんですが、知識ゼロ状態の今からマスターするまで時間がかかると思います。当面は現在のホームページはそのまま存置し、今すぐ閲覧できなくなることはないと思います。変化がありましたらまたご案内致します。
出典および編集追記:

1.「FBタイムライン|WordPress化計画コトハジメ
---
まったく酷い夏でした。
9月の第2週に入って漸く涼しくなりました。それも徐々に秋めいてくるといった塩梅ではなく、ある日を境に気温がストンッて落ちるような変化でした。数日前から指湿疹に係る薬を飲まなくてもやり過ごせるようになり、作業も捗り始めています。昨日などは殆ど2ヶ月振りに自転車で外を走ってきました。差し掛けの中でサドルが埃を被っていました。

全国的に言われるように、まったく今年の夏は酷い有様でした。7月上旬の台風が去った後から猛暑が続き、殆ど雨もなく日中の気温が30度超えなんてのも当たり前の状況でした。今が9月中旬前ですから一年を春夏秋冬で4等分したとしても暑かった夏の期間は3ヶ月以下になります。それでも今年の夏が堪えたのは、40度に迫る尋常ならぬ高温と乾期の到来と言ってもいいほどの雨の少なさにありました。暑い夏は海やプールなどのレジャーには好適なはずが、暑すぎてプールサイドを歩くと火傷の恐れがあるから水泳が中止になるという異常な事態でした。

水資源の問題は、著しい地域差をもたらしています。もう要らないから降ってくれるなという地域に容赦なく降りつけ、第二次節水も脅かされそうな地域には雨雲が避けて通っています。この懸念はある程度涼しくなった現在もなお解決されてはいません。天候に関しては未だに「祈る以外ない」状況です。昔の人は雨乞い祈願で南無是(なもうぜ)踊りを踊ったり、稲束を千把集めて焼いて空を焦がせば雨が降るなどと言っていましたが、現代人はあながち鼻で笑っていられもしません。

今のところ週間予報を見る限りでは最高気温も30度以下の推移となっています。「不要不急な外出を避けよ」とまで言われた超高気温状態は恐らくもう大丈夫でしょう。今年のところはもうこれで堪えてやるが、また来年押しかけて悩ませてやるからなとでも言いたげな夏将軍ならぬ夏いじめっ子でした。

もっとも暑さ一段落とホッとしているどころではなく、自然災害で形を失うほど酷く山が崩れたり、水に浸かって復旧の目処もたたない被害を受けた地域があります。生活リズムや健康を害されるほどの気候だったとは言え、それだけで済んだのはまだ幸甚と言えるのかも知れません。人類の叡智をもってしても被害をもたらす極端な気候をコントロールすることは未だにできず、日本全国の何処がどんな原因で壊滅的被害を受けるかはまったく確率の世界に支配されています。

来年以降も今までと同じかもしかして更にパワーアップした気候が押し寄せるのなら、この先10回くらい年が巡る間に住んでいる地域が何らかの苛烈な自然災害に遭遇する確率はほぼ100%と考えるべきでしょう。近年の極端な気候変動がオゾンホール問題の如く、その原因が分かって有効な対策が取れる方向へ進むことを望みます。もしかすると我々は日常の何気ない習慣が苛烈な自然災害の間接的原因となることを知らずに(あるいは知りつつもそれを止める術も無いままに)今を過ごしているのでしょうか。

---
最初の夏と格闘しています。
この3月までに現在の執筆を含めた活動に適した地へ引っ越したことは以前にも書きました。無用な訪問販売や騒音とはおよそ無縁で邪魔の入らない環境に大変満足しています。他方、精神的な満足と身体的なストレスは別物のようです。最初の一年が一回りするまでこの地での冬の寒さや夏の暑さは身体が学習し慣れる以外ありません。そしてこの尋常ならぬ夏の暑さですっかり身体が参っています。


台風7号に続いてやってきた2日連続の豪雨の後は、おかしなルートで中国地方を縦断した台風12号以外雨どころか曇天にすら出会えません。例外なく毎日30度を超える厳しい暑さです。この高温状態もですが、一気に気温が跳ね上がったことで持病の皮膚疾患に襲われました。

最初に疾患に気付いたのは5年くらい前のことで、5月の連休明け後に起こりました。今年は7月入りするまでは比較的安泰で、いよいよ身体が慣れてきたのだろうかと思っていたところ豪雨明けの猛暑で劇症化しました。痒みが酷くて夜眠れないときが2度あり、先週のこと皮膚科を再訪して薬の処方内容が「より強いもの」に変更されました。

この処方の副作用は、当初処方を受けたときから理解していました。肥りやすくなる、皮膚が破れやすくなる、そして精神的沈滞化です。痒みや耳鳴り、腕の痺れは元からあった閾値が低くなってしまうことに由来し、それを元に戻す働きによって症状を緩和します。このため感度が鈍ることに伴い精神的な反応も鈍くなってしまうようです。具体的には強い眠気と倦怠感です。いつもはデスクに向かって1時頃まで作業しているのに11時には耐えがたい眠気を感じ、そのまま翌朝はいつもより1時間くらい長く寝ている始末です。会社勤めの身であればとうにクビになっていることでしょう。

歳を経るごとに環境の変化に対して脆くなってきます。生活の場を変えるということは、如何にそれが自分にとって非常なプラスであっても身体にとっては大きな負担です。野山時代も場所柄午後3時を過ぎると気温が急激に下がる特質があり、身体が慣れるまで一年どころではない時間を要しました。

今年の暑さはアパート時代どころではなく堪えます。殊に台所が晒される高温状態は尋常ではなく、冷蔵庫の温度設定をアパート時代のまま運用したため庫内に入れていた惣菜が腐ってしまったことからも分かります。[1]しかしこの暑さは誰にも平等なので、自身が環境の変化に対応できなければ消えゆくのみです。猛威を振るうこの夏が過ぎ去るまで完全に待つのも一策ですが、それでは生産性が限りなく落ちてしまうので、新たな適応法を考えようと思います。
出典および編集追記:

1.「FB|冷蔵庫の温度設定を見直した方が良いかも知れない
---
環境の変化に対応しなければならない時代
7月上旬に襲来した台風7号の意外な強さに戸惑った方は少なくないと思います。そもそも6月下旬に発表された週間予報の時点では、間違いなく「対馬辺りへ到達する前に温帯低気圧になるだろう」の如き予報が出ていました。台風から温帯低気圧には境界なく推移する筈ですが、語句のイメージからすれば台風と温帯低気圧では(少なくとも一般人なら)心構えの持ち方が全然違います。ちょっと雨が降るだろう程度に思われていたものが、意外にしぶとく台風のままで居続けました。更には県西部よりかなり離れた西側を通ったのにもかかわらず、中規模の台風直撃に相当するほど酷い風が吹き荒れました。携帯には避難準備情報が送りつけられ、知っている方の中では実際に避難された方もありました。

何とか台風をやり過ごしたと思ったのも束の間、その翌日からしつこい雨に見舞われることとなります。一般には「台風一過」という語と共に表現されるように、台風の翌日は風が穏やかで晴れ渡ることが多いのですが、晴れるどころか強い雨となりました。この雨はまったく弱まることもなく、一体何処にこれだけの水滴が乗っているのだろうかと訝られるほどしつこく降りしきりました。今度は厚東川の流入量が増えたために緊急放流の手前まで至り、ダム下の木田や瓜生野地区では避難勧告が発令されるという、近年無い緊迫した状況となっています。この危機に臨んで今度は水害に関する避難情報の形で携帯へ送りつけられています。

私を含めた郷土関連のメンバーは、郷土の地勢やそこで起きた自然現象を数多く見てきています。殊に水害に関してはそれほど遠くない昔に物的人的共に甚大な災害を経験しているのですが、書籍に記録されるだけで現時点で事改めて論じられることは殆どありません。ニュースでは特に地域を指定して報道されることはあっても、少なくともSNSや当サイトでもあまり明示はしていません。一個人に過ぎない人間が特定の地域に対して「あそこは危険だ」と論ずるのは、たとえ根拠があっても当該地区へ暮らす住民に無用な不安を押しつけることになるからです。

しかし自分の中では判っていながらそれを独り抱え込んでいると、仮に災害が現実のものとなった後でそのことが判明したなら「そこまで危険と判っているなら何故公表しなかったのだ?」と非難されるかも知れません。それ故に詳細に調べたら取るに足りない杞憂であるかも知れないものでも、何処かで言及するようにしています。2016年の梅雨時にも豪雨があり、このときは常盤池と夫婦池から流れ出る余剰水を実地に調査し記事化しています。経験的にも天候の変動が以前よりもずっと大きくなったと感じています。

現在の技術では無駄に風と水を送りつける台風や低気圧を拒否する術を持ち合わせないので、それらが押し寄せても持ち堪えるか、あるいは最悪被災しても迅速に復元できるだけの準備が要る時代と思います。前者は強靱化、後者は復元の容易化(最近の言葉で表現するなら「レジリエントな」)であり、各地域に固有の見舞われやすい災害に対して対応が必要になるでしょう。今後は「昔なら持ち堪えていたのに今回はいとも簡単に壊された。こんな事態は初めてだ」が全国各地津々浦々で起きる時代と思います。

---
続・宇部マニさんがテレビ出演します。
先週放映分に引き続き、今週は床波編が放映されています。放送局および日時は以下の通りです。
放送局: 山口ケーブルビジョン(放送エリアは山口・防府・宇部・美祢の一部)
番組名: にんげんのGO!(20分番組)
放送期間: 7月2日〜7月8日
放送時間: (1) 10:40〜 (2) 14:40〜 (3) 19:40〜 (4) 22:40〜 の一日4回。
先週の番組の最後に「次週は床波編」と案内されていた通りです。先週は吉部の大岩郷、船木鉄道の大棚トンネルといった順当な場所を案内していました。今回の床波編では何処が案内されるかは…まだ放映中なのでネタバレを避けるために伏しておきましょう。

先週放映分でもかなり無様なトークをさらけ出していましたが、今回は(まだ私も視ていないんですが)一箇所大マチガイをしゃべっている部分があります。今から山口ケーブルビジョンの視られる場所へ行って自分を観てきます。床波のお馴染みな場所やコアな題材が登場するのをお愉しみください。番組の概要は山口ケーブルビジョンさんの「にんげんのGO!をご覧下さい。

---
宇部マニさんがテレビ出演します。
如何にも唐突ですが、放送局および日時は以下の通りです。
放送局: 山口ケーブルビジョン(放送エリアは山口・防府・宇部・美祢の一部)
番組名: にんげんのGO!(20分番組)
放送期間: 6月25日〜7月1日
放送時間: (1) 10:40〜 (2) 14:40〜 (3) 19:40〜 (4) 22:40〜 の一日4回。
内容は今回以前から継続放映されていた「風景印220景」の続編的位置づけで、郵便局数の割に風景印を整備している局数が少ない宇部管内において、風景印候補となりそうな名所を宇部マニさんが案内して回るというものです。風景印220景では郵趣に詳しい長谷川さんと吉本興業のどさけんさんコンビが担当していましたが、そこへ宇部マニさんが乱入する形(?)になっています。

正直な話、私も最終映像を視ていないのでどんなシーンやトークが乗るのか分かっていないという怖さがあります。ウケ狙いっぽくハジケた格好していたりとか、熱弁したものの後から調べたところマチガイがあったとか…既にあっちのページ等で告知しています。[1]

この際私の出で立ちとかトークはそんな注目なさらなくて良いので、宇部市内のもしかするとお馴染みかも知れない風景が登場するのをお愉しみください。番組の概要は山口ケーブルビジョンさんの「にんげんのGO!をご覧下さい。
出典および編集追記:

1.「FBタイムライン|明日から一週間は街を歩けなくなる?
FBページ|宇部マニさんがテレビに出演します
---
過ごしづらい季節の到来
前回、5月入りしてハイブリッド方式を多用してガシガシと写真を撮りまくっていることをお伝えしました。6月入りしてからは途端に外出頻度が下がっています。今年もやってきたあの嫌な日本の気候変化の一つ - 世間ではそれを梅雨入りという - のせいです。

題材探しでも写真の撮り直しでも活動の場は屋外ですから、どうしても天気に左右されます。現に雨が降っていればもちろんのこと、いつ降り出すやらも分からないような天候では自転車で出かける気も起こりません。自転車で外出していて雨に降られたなら、帰りは泣きながらじでんしゃを漕がなければならないのがお約束だからです。

蒸し蒸しとした高湿度の環境では、例の皮膚病が悪化します。なるべく薬に頼らないよう養生してやり過ごしていたのですが、先月末にとうとう手持ちのストックがなくなり再び薬をもらってきました。引っ越したと言っても同じ市内ですから気温や湿度などは以前のアパートと比べて大差はありません。ただ、上の階の足音や駐車場の騒音といったストレスから完全に解放されたせいか症状はやや軽くなっています。初期は指湿疹だったのに最近の症状は指に出ることが殆どなく肘やふくらはぎに出ます。猛烈に痒くなるのは一緒です。指湿疹は相変わらず有効な治療法が確立されていない病気ですが、個人的には血液中の抗酸化物質が低下することによる血管の炎症が原因ではないかと思っています。喘息を始めとするアレルギー症状一般の項目を読んでいて気付きました。

このように人間は正体や原因が分からない対象には怯えますが、それらがある程度判明すれば割と楽になります。6月入りして生産性が低下しているのは認識しつつも、今の季節なら誰しも気分が晴れやかにはなりづらいものと理解しているのでそれほど気に病んではいません。コラムの執筆は当然ながら続けているし、一昨日は僅かな梅雨の晴れ間を狙って必要な写真を撮ってきました。郷土題材向けの番組ロケも行い、初回収録分は今月中に放映されることになっています。先月30日に開催されたチャレンジデーでは、イベントを通じて新たな人の繋がりもできました。これは郷土題材とは関係性が薄いとは言え、市内における私も関与した出来事です。いつとは約束できませんがいずれ記事化されるでしょう。

ともあれ、アパート時代から生活環境が変わったことは執筆環境に関して間違いなくプラスに働いています。宣言していながら未だ完成できていないものが多々ありますが、まあどうにかします。生産量が低下していようが無為に時を過ごしているのではないことは自覚できていますので。

---
ハイブリッド方式の隆盛
5月入りしてさすがに暖かく、日によっては暑い位になりました。安定した天候が連続すると誰しも何処かへ出かけたくなります。特に青空の広がる日は写真映えするので、現在精力的に進めている写真の撮り直し活動にも好適です。物件の対象や観察手法に今までと大きな変化はありませんが、行程に変化が現れ始めています。それはハイブリッド方式の多用です。

ハイブリッド方式とは車に自転車を積み込んで現地で卸して活動するスタイルで、居住地から遠かったり高所にあって自転車オンリーで援用するには体力的に困難な場合に向いています。市街部だったら今まで通り自転車と歩行で調査し、遠方でも対象が点在する場合は車で行きます。離れた場所を点ではなく線や面的に調査したい場合の最適手法です。

何度も書いているように2月下旬から新しい居住地で新生活をスタートさせています。旧来のアジトより移動した分だけ、その方面への自転車のみの調査は減っています。最初期の宇部マニ的活動は、クラブを終了させることで生まれた毎週日曜日の自分の空き時間を体力造りにしようと自転車を購入したのが始まりでした。現在では自転車を漕ぐことによる体力造りは殆ど考慮していません。遠方であればそこまで文明の利器である車を使い、そこで自転車を卸せば時間も体力も節約できます。写真が撮影可能な暗くなる限界まで活動し、帰りは暗い中を車で帰ることができます。

4月下旬は天気が続いたので、3日連続してハイブリッド方式で撮影してきました。それぞれ城生原地区、東岐波地区、船木地区で実行し撮影枚数は千枚を超え、撮り直しだけではなく初めて訪れる場所もかなりありました。既に撮影済みだった場所では、既存の画像を注意深く調べて問題なければ品位の劣る画像を削除しています。このため、当サイトの記事へ埋め込まれている画像も撮り直しにより原典画像が存在しないものもあります。

自転車を車へ積み込むとなれば、折りたたみ自転車が便利そうに見えます。しかし手持ちの自転車が車にちょうど収まるため別途折りたたみ自転車を買うことなく援用できています。積み卸しも要領を覚えればそれほど面倒はなく、車内でガタつくことなく運搬する格納法も覚えました。電車その他の輸送機関でもハイブリッド方式を活用できそうですが、車との組み合わせが時間と場所に制約されることなく遠方で徒歩よりも精密な踏査を行う上でベストな方法と思います。いずれ方法論のところで述べる予定です。

---
最初の2ヶ月が経過…
前回の近況報告は、主力PCがネット回線へ接続されたという話でした。その後も単発的に新規総括記事を掲載し活動はしていたのですが、現時点に至るまでの道のりはそれほど平坦でもありませんでした。

何しろ2月はスケジュール一杯で忙しすぎました。それらが一段落して3月入りして生活環境の劇的な改善の恩恵に浴していたものの、原因不明の隊長体調不良に見舞われています。しつこい咳に見舞われ、それは日中活動していても夜寝ていても所構わず発生していました。あまりに酷かったため医者にかかりましたが、熱は出ず体調も良好でした。ただ意味不明に咳が続くのです。このため季節性のものではないかとみなされ施薬されました。

実直に薬を飲んだものの一向に効かず、咳のせいで今度は体力を消耗して具合が悪くなる有様です。そしてとにかく寒くて仕方ありませんでした。寒気は3月下旬までずっと続き、風邪ではないかとも。咳は強烈なミントののど飴を舐め続けるとある程度抑えられました。 当初は部屋をぱっと明るくしようと床に敷き詰めたジョイントマットから出る化学物質ではないかと疑い、頻繁に窓を開け放って空気を入れ換えることもしました。


しかし効果がなくどうもそれが主因ではないようでした。4月入りして再度医者に行き、抗菌剤を処方されてそれを境に痰が徐々に減って最後にはなくなりました。季節の変わり目や体調、食生活の変化や風邪などが複合的に関わったようです。何処に原因があるか分からないだけに正体が掴めない何者かと格闘しているような日々でした。

既にアパート時代の敷金から清掃費を差し引いた金額の返還も受け、旧アジトからは完全に手が切れています。新しい環境で暮らして2ヶ月程度が経ち、一日の温度変化から日照など多くの変化に身体を対応させてきました。具体的なことは明かせませんが、ここは集中して作業を行うにはとても好適な環境です。上の階の騒音がやかましくて耳栓をしなければ眠れない環境から開放され、部屋の前の駐車場を原付や営業車が頻繁に出入りする騒々しさもありません。以前にも書きましたけど、つくづく自分は集合住宅生活に甚だ不向きな人間であったことが実感されます。

環境改善されたことだからアパート時代よりはこのホームページもより生産的に…といきたいところですが、生憎そうはならないでしょう。今後も新着記事は書き続けますが、まずは自分がこれで生活していかなければなりません。以前ほど「時間掛けて作成した重厚な記事を気前よく誰にでも無償で提供する」ことは相対的に少なくなるでしょう。しかし…既に充分ではないですか?。新着記事の履歴からご覧になるよりは、検索で既に公開されている個別記事を閲覧なさる方が圧倒的に多いことが分かっています。総括的記事は書きますけど、それより先を更に深く知りたいって方は、今後単発的に予定されるセミナーや書籍、資料などをお求め下さいませ。

---
一人祝杯を挙げています。
転居に関しては、前述の通り優先事項が多かったため「何一つ出来ていない」状態でした。14日の午前中に琴芝小の郷土授業を終了すると、午後からは猛然と荷造り搬出に取り掛かりました。16日を除いて毎日自分の車で荷物を運び入れ、昨日までの6回の移送作業でアパートには冷蔵庫、洗濯機、電子レンジのみを残すのみとなっています。

光回線環境は入居可能日までに完了し、14日に中古のノートパソコンでの接続確認ができています。しかし主力となるデスクトップパソコンを18日に持ち込んだときはそのままでは接続できませんでした。OSが古い(Windows7)からではと思われましたが、デスクトップの場合は無線信号を拾う機能が元々付属しておらず、追加のドライバとUSBソケットへ取り付ける機器が必要でした。20日の夜、買ってきた機器を取り付けることで主力パソコンがオンラインとなり、執筆活動を下支えする環境が完備しました。

まだすべてが完了したわけではないけど、生活の中核部分であるネット環境が完備されたことは、活動拠点の完全な移転完了を意味する象徴的出来事です。昨晩は寝る前にデスクトップパソコンを前にして一人祝杯を挙げました。[1]


たった一缶の安価なチューハイは、永らく冷蔵庫に仕舞い込まれていたものです。アパート最後の夜にお疲れ乾杯しようかとも思っていました。月末までアパートの契約があるのでもう少しパソコンを置いて作業できていたのですが、退去直前になってまたしても光回線の接続障害が発生して一向に復旧せずアパートへ居る意味がないため、一昨日のこと寝具とデスクトップパソコンを新アジトへ運び込んだのでした。

この週末に冷蔵庫や洗濯機など私の車では移送不可能な家電製品を搬出し、物理的な退去作業が完了します。ガスは検診に来られた担当者に月末で停止してもらうよう既に口頭で伝えており、水道と電気は今から手続きします。3月1日にアパート管理会社へ内装点検を行っていただき、鍵を返却した後に自転車を積み込み持ち帰ることで私の人生におけるアパート生活は恐らく永遠に幕を閉じます。[2]

引っ越しに伴う書類的手続きはまだ山ほどあります。住民票、金融機関、保険、各種カード類など…どれほど留意しても一つや二つの抜けは間違いなく起きてしまうでしょう。運び入れた段ボール箱はまだそのまんまです。しかし3月中旬までには確定申告も終了し、新年度を迎えるまでには新体制でスタートするでしょう。
出典および編集追記:

1.「FB|2018/2/20のタイムライン(要ログイン)

2. 今度私にどんなライフステージの変化が起ころうとも住み替え先に再度アパートを選択する可能性はゼロでしょう。
---
思い悩んでいる暇はない
さすがにのんびりホームページ側で記事更新していられる余裕もなくなっていました。昨日のこと昭和町4丁目にあるパークレーン宇部3階にあるスペースで単独初セミナーを開催しました。写真は機材を搬入し準備開始する直前の撮影です。


開催する日時や場所などはこのホームページでは案内せず、Facebookの運営ページでも当日の朝になって告知しています。随分と不親切の誹りを免れず、当日の朝じゃあ間に合わないという声もありました。これはセミナーのシナリオの出来映えが個人的に満足のいくものではないこと、スペースは定員概ね8名、最大でも15名という仕様なので大人数で押しかけられると困ったことになるからです。セミナーの内容についてはいずれ記事化を予定していますし、年内にも更にブラッシュアップされたセミナーを開催します。

セミナーの出来映えについて思い悩んでいる暇はありません。渡邊祐策が初めて手掛けることとなった堀田山炭鉱で大赤字を出し手痛い撤退を余儀なくされたものの、その経験が後の沖ノ山炭鉱などに繋がっているのと同様です。セミナー開催のヤルヤル詐欺状態だったものを曲がりなりにも一度実現し、いくつもあった問題点は経験値として次回のセミナー開催に反映されるでしょう。

悩んでいられないもう一つの理由は、次にいくつもイベントが控えているからです。14日には琴芝小学校で局長と随伴していわゆる桃色レンガについて学童目線で説明することとなっています。今日のこと最新の現地映像を撮ってこようと思ったものの、断続的に降る雪で散々な目に遭いました。それから以前にも示唆した通り、転居という私事ながら重要な作業があります。既に引っ越し先への契約は完了していて、10日に部屋の鍵をもらっています。今いるアパートは月末まで居られますが、諸々の優先事項があるために荷物まとめなどまだ何一つ出来ていない状況です。

更に22日には市上下水道局主催の水道モニター出席、27日には山口ケーブルビジョンによる市内ロケへの出演が控えています。まず14日向けの資料作りを最優先し、それから身の回りにある諸々のものを段ボール箱へ詰めて新居へ搬入しようと思います。3月には確実にここを引き払って新居へ移っていますが、初期は台所を段ボール格納庫のように使うことになるでしょう。

---
便りのないのは良い便り?
さて、元旦にトップを更新したもののその後更新履歴で何も案内できていません。他の作業に時間を割いておりまして公開可能な記事制作ができていない状況です。記事自体はたくさん書いていますが、今のところそのどれも一般公開できない内容です。

近い未来に重要なイベントが2つ控えています。一つは小さなセミナーの開催です。会議室を借り切って大人数を前に最新の成果を披露するといった専門的なものではなく、入門的な総論で考えています。時間も質疑応答を含めて小一時間程度です。合同によるトークは以前に山口宇部空港のケースがありますが、単独セミナーはまったく初めてです。肩肘張らない内容と聴衆者であるとは言っても雑談ではなくストーリー性が必要なので、話す内容の選定とシナリオを考えています。

もう一つは去年の暮れに「決断を要する」と書いていた事項で、現在の活動に専念できる環境への転居を予定しています。まだ契約書を交わしていないので予定と書きましたが、実際には口頭ながら肯定的に返答しています。公開可能でない内容の記事とは、一連の出来事を時系列にまとめた私的記録(早い話が日記)です。転居先について今の段階ではお話しできませんが、市外の遠く離れた場所へ行ってしまうわけではありません。むしろ機会あらば何処へでも逃げ出せる及び腰な今の居住形態から、腹をくくってどっしり市内へ根を下ろすことを前提とした転居です。この意味で私にとっては単に生活拠点を変える以上に意義深く、衒って言えば「郷土関連業務との結婚」とも言えるでしょうか。

---
2018年の目標
今年の元旦は今までにない位に穏やかな良い天候でした。うちの周辺地域では初日の出も申し分なく観られました。写真は初詣に行った琴崎八幡宮の映像です。


去年の年明けの目標は2017年のファイルへ移動しました。毎年、年が変わると新年向けのファイルを前年のものからコピーして流用するので、去年の元旦にどんな決意表明をしていたか丸わかりです。昔から「一年の計は元旦にあり」と言います。現在は前年のファイルの元日分のみ残して参照しながらこれを書いているところです。達成度を評価しつつ今年の目標を考えましょうか。

去年は事業化に向けてのステップアップを目標に掲げていました。現在メインの収入源となっている官庁由来の業務が先細りになり、数年経たないうちに消失すると予想されたからです。現時点で関連業務の一部分野は殆ど仕事がなくなっています。実のところ去年の段階でその方面の仕事を意識して減らしていました。収入にまったく見合わず、不定期の呼び出しで記事書きを中断されるデメリットの方が大きい[1]からです。人力による作業がなくならないことは認めながらも、少なくとも自分は私自身でなければ容易にできない仕事のみに専念すべきという考えは取り下げません。

この流れでセミナーの開催を念頭に置いていましたが、それを実現できなかったのはやはり集客リスクです。会議室を借り切ってセミナーを開くにも一定の需要がなければ持ち出しになってしまいます。大儲けする必要はありませんが、開催すればかならず赤字になるようなセミナーが継続不能になることは明らかです。この件については会議室レベル以下の少人数から利用できる隠れ家的スペース確保の目処がたち、肯定的に解決される見込みです。何度か開催して実績を積み一定人数以上が集まるようになって初めて会議室を借りるようになるでしょう。

出版の件は以前から念頭にあったものの、どのような形式でお届けするかという問題と印刷にかかる原価がネックとなっています。最近のプリンタは昔より格段に良くなっているので個人レベルでも相当な品位のものを印刷できます。しかしインクが十数年前よりもはるかに高く、ページ数のあるものを印刷すると一冊当たりの原価だけで数百円になってしまいます。この問題の解決の目処はまったく立っていません。

去年の末、近々大きな決断を迫られる場面があると示唆しました。今の時点ではほぼ肯定的な決断を行い、今後の動向に関心が集まっています。正月の休み明けにも次のアクションに向かうこととなります。その影響は中長期に及ぶので、来年の元旦に2019年の目標を書こうとした頃に実感されるかも知れません。
出典および編集追記:

1.「FBタイムライン|2017/10/30のぼやき(要ログイン)
(「お知らせの履歴・2017年」へ)

ホームに戻る