黒岩山

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記事作成日:2014/5/31
記事編集日:2016/1/4
黒岩(くろいわ)山は、開地区の北側にある標高88.1mの山である。
写真は常盤池の高畑の入り江付近にある周遊園路から撮影している。


山頂をポイントした地図を示す。


上の写真に見えている建物は、旧厚生年金休暇センター(現在のCOCOLAND)である。建物は黒岩山の頂上にかなり近い裾野に造られているため山頂が隠れている。

山頂には三角点が設置されており、国土地理院地図に名前と共に明記されている。[1]地理院地図に登山道は南側からの経路しか記載されていないが、実際には歩いて登れる北側からの細い道も存在する。そのうちのいくつかは失われている可能性がある。
山の西側斜面が大きく抉れているのはゴルフ打ちっ放し練習場として削った結果である。練習場から山頂は近いが眺望が効かないので現在では登る人はほぼ皆無である。山頂へ至る道は建物側からと開墓園側からの少なくとも2通りが確認されている。山頂には休息所と思われる東屋が存在し、昭和後期あたりまで眺望の効く山として登られていた可能性がある。

常盤池の南山炭生付近から周遊園路に沿って部分的に遺る古道は、黒岩観音へ参拝するとき通った道とされている。黒岩観音の横から旧厚生年金センターへ登る山道があるので、かつては黒岩観音から直接黒岩山へ登れていたようだ。かつて黒岩山の裾野にアスレチックが存在していたという報告がある。[2]

常盤池の北側に存在することから、明治期の常盤池を描画した 常盤溜井之略図にも黒岩山の存在が確認できる。この絵図で黒岩山の裾野に描写されている数軒の家はかつて存在していた黒杭村を示すものではないかと思われたが実際に存在した黒杭村は山の北東部にあたるので恐らく違うだろう。また、上中山にある昭和初期創園の白岩公園は、黒岩山との対比としての命名とされている。

山頂の南側斜面、黒岩観音から北上したときの東側尾根に正方形をした何かの人工物の存在が指摘されている。山頂から離れた場所にあり、前述の東屋とは別物と思われるがまだ調査はされていない。[3]
《 個人的関わり 》
特にない。山の存在自体は知っていたし、厚生年金センター時代はバドミントンクラブ運営のためしばしば体育館を訪れていた。しかし近くにありながら話題に上ったことはない。
初めて黒岩山の山頂を偵察したときの踏査記録。全3巻。

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(状態:執筆完了、版:2014/3/31作成)

限定公開記事: 黒岩山【1】
出典および編集追記:

1.「地理院地図

2.「FB|2015/4/16の投稿(要ログイン)

3.「FBページ|2016/1/3の投稿」の読者コメントによる。(要ログイン)
この場所は黒岩観音からの登山道において「行き止まり(崖に注意)」という案内がされている方向である。

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