湖水ホールに向かう現在の東入口に関する施設については「常盤公園・東入口」を参照されたい。
《 常盤公園内ジョギング専用駐車場 》
市道丸山黒岩小串線を走り、ときわ湖水ホールに向かうゲート付き入口を少し過ぎた先に、似たような感じの左に入る分岐がある。入口にはUbe Tokiwa Parkの標示塔が建っている。
(この旧サインは国道分岐点および西入口のサインが更新された後もそのままである)
下の地図は標示塔を中心にポイントしている。
ここには押しボタン式信号は付属しない。
「ようこそ」の文字の見えるこの塔の存在から分かる通り、かつてはこちら側が東駐車場の正規の入口だった。
(ただし以前から今のゲートの位置に出入口があった模様)
現在は幅広の入口の中央部をジョギング専用駐車場として使っている。
常盤公園の駐車場が何処も無料で市外からの来園者を対象に入園料を徴収していた頃は殆ど頓着されなかったのだが、平成13年に入園料無料・駐車場有料に方針転換されてからは無料で駐車できる場所が激減した。市県民税を納めている宇部市民ですら車で訪れるなら実質的に入園料を課せられる形になった。
(この方針転換するにあたっては当時相当な議論を呼んだはず)
そんな中、ここは昔から駐車料金が有償化されてからもゲートがなく常時開放されている。ジョギング駐車場となったのはいつからか不明だが、知る人ぞ知る無料駐車スポットとなっている。
以前の進入路の中央部分を区画割りし車を停められるようになっている。横並びでおよそ10台程度駐車可能だ。
この駐車場入口にゲートはなく門衛もない。深夜は駐車禁止となっているものの定刻以降閉鎖されるというわけではない。
名称としては「ジョギング専用駐車場」だが、上記のように”ジョギング等で利用される人専用”という位置づけになっている。周遊園路ウォーキングでも利用可能で、最近の常盤池東部調査の折りに利用させて頂いている。
もっとも園内の散歩やジョギング目的で訪れた人限定の駐車場ではあっても、許可証が発行されているわけではないし係員が常駐して行き先を窺っているわけでもない。まったく利用者の良識に任されている。実質的に誰でも無料で気兼ねなく駐車できる遊園に最も近い駐車場と言える。
もっとも無料とは言ってもここに停めて遊園地や動物園まで歩くと相当な距離がある。ときわ湖水ホールに辿り着くだけで200m以上あるので、結局本来の用途外で駐車する利用者は殆どない。日時にも依るが、概ね駐車スペースが空いている。
(子どもの耐寒訓練やジョギングの送迎で混み合うことはある)
ジョギング専用駐車場と湖水ホールの駐車場は物理的に繋がっているが、途中に車止めがあるので相互に行き来できるのは歩行者と自転車のみである。また、東駐車場に隣接してここより一段低い沢地を利用した第2駐車場があり、集客性のあるイベントが行われたとき臨時に使われる。
(普段は車で乗り入れることはできない)
ジョギング駐車場から先は一般車両は進めない。
駐車場が満杯なときは他の場所を利用するよう推奨している。
もっとも土日など休日は公園緑地課管理事務所が閉まっているので、事務所前の駐車場は物理的には十数台駐車できる。しかしそうすると課金される東駐車場を嫌気してなだれ込む車があるので開放はされていない。
現在のところ常盤公園の周辺で常時無償で停められる公式な駐車スペースは、このジョギング駐車場の他に常盤スポーツ広場だけである。
(非公式の駐車スペースが若干あるようだが課金逃れを助長しかねないので当サイトでは言及しない)
《 公園緑地課管理事務所 》
ジョギング駐車場のすぐ先に市の公園緑地課管理事務所がある。2階建ての割と大きな建屋で、入口は駐車場より一段高いところにある。
公園緑地課の業務すべてがこの建物に移され、市のホームページ[1]でも案内されている。
訪れたのが年明け直後だったので玄関には正月飾りが出ていた。
かつて公園緑地課は本庁に置かれていたが、現在は現場庶務と合わせてこの建物に集約されている。建物自体は平成時代初期からあったように思う。
(周遊園路管理などの件で訪れたことが何度かある)
なお、この先は車乗り入れ禁止だが、歩行者は公園緑地課管理棟の前を過ぎてそのまま周遊園路に向かうことができる。
引き続き案内しよう。
(以下の記述は周遊園路の記事を作成した折には移動する)
《 周遊園路に向かう道 》
常盤池の周遊園路とされる本線部分に具体的な定義はないが、通路幅の規格からすれば、ここからときわスポーツ広場前に至るまでの経路は一つの本線を形成している。仕様はアスファルト舗装された道路でも、至る所規制だらけだ。
歩道部分には乗り上げ防止の鉄柵、通路部分には駐車禁止のペイントにセフティコーン、更には可動式バリカーも…
進入路が右へ直角カーブする場所で、反対側の左へ降りる入口がある。
車止めがありながら課金スタイルのバーが設置されている。第2駐車場の駐車台数が増えたときにはここも使うのかも知れない。
(発券機がないので係員が常駐するのだろう…)
直角カーブの後も同じ幅の進入路が続く。
言うまでもなく入ってくる車はないが、ジョギング駐車場からスタートした学生が走ってくる姿が単発的に観られた。
(被写体に入れてしまわないよう撮影に気を遣った)
カーブの突き当たりは「ときわ少年キャンプ場」となっている。
隣接する青年の家と共に、私自身はまったく利用したことがない。
キャンプ場および青年の家に付属するグラウンドの横を通る。
錆び付いた3本のポールは青年の家の国旗掲揚台である。
アスファルト舗装路はここで左へ曲がっており、青年の家に向かう。
右側は畑の入口で、直進する道はあるがそこから舗装の種別が異なっている。
国土画像情報閲覧システムで立証されるように、かつては正面真っ直ぐ下っていく道はなかった。青年の家で行き止まりだったのである。現在でこそ周遊園路を介して常盤池を一周できるし全体として常盤公園のように位置づけられているが、それ以前は全く別の場所という感覚があった。
青年の家入口に対面してビニルハウスが何棟か建っている。
市民ボランティア向けの花の苗生育場のようだ。
青年の家はコンクリート2階建ての建物で、前面にキャンプ場とグラウンドが付属している。
ただし現在既に営業はしていない。公園緑地課管理事務所前にある案内板からも青年の家が抹消されている。
写真なりと撮影して相乗せ記事に仕立てても良いものだが、それをしなかったのは、青年の家は私にとって常盤公園内にあって過去から現在までまったく関わったことのない数少ない施設だからだ。金吹にあるユースホステルは幼稚園時代に宿泊したことがあるが、青年の家は何かのイベントで訪れたとか個人的に利用したことが一度もない。それ故にどんな施設かさえ知らなかった。
最近、常盤池東部を踏査する過程で閉鎖後の青年の家を周囲から撮影してきた。
派生記事: 常盤公園・青年の家
むしろ個人的に記憶にあるのは青年の家ではなく、まさにこの場所である。(より精確には画面やや右側の道路から外れた路肩部分か…)
十年程度前は青年の家も営業していたせいか、この場所まで車で入ることができた。本来の用途ではなく別件でこの黄色い鉄柵の手前右端に車を停めたことがある。
(何をしたのかは言えないが想像はつくと思う)
ここから先は周遊園路という位置づけになる。物理的に一般車両が乗り入れることができない車止めがあり、脇には自転車の乗車通行禁止を呼びかける統一の立て札が出ている。
舗装も車両向けの黒々としたアスファルト舗装から自然色スタイルの舗装に変わっている。
(表面の剥離の仕方から見る限り真砂土の簡易舗装のようだ)
この先周遊園路は真っ直ぐ常盤池の兵右衛門屋敷の入り江に向かって下っていく。
写真では見えていないが下る途中左側から岸辺沿いの小規模周遊園路に合流する。
これについては周遊園路の記事が完成次第リンクとして案内する。