市道小串通り線・横話

市道インデックスに戻る

ここでは、市道小串通り線の派生記事をまとめて収録している。
《 昔の道筋 》
項目作成日:2017/10/31
現地撮影日:2017/6/25
本路線の起点は国道190号の中央町二丁目三差路にある。そこより10m程度西側に細い路地が同じ方に向かっている。


この道の接続部を中心にポイントした地図である。


国道に繋がっていて一応舗装されている。しかし進入退出に関する標識は何も出ていない。上の写真では大型等に直進を促す指示標識が出ているが、それは本路線に対するものである。

枝道に向いて撮影したところ。
駐車場に面していて四輪が通行できる程度の幅はある。


中程で若干折れてすぐ先の本路線に繋がっている。
壁のように立ちはだかる建築ブロックは何かの建物があった時代のものだろう。


接続部付近は駐車場と一体化していてどこまでが道路なのか分かりづらくなっている。


本路線へ飲み込まれる地点から振り返って撮影。
前方に中央町二丁目三差路の信号機が見える。


この狭い路地は初期の小串通り線の一部と考えられる。昭和20年代前半の航空映像を参照すると、現在の国道より一本北側にあった路地との交点より南側はこの路地をたどっている。[1]戦後のある時期に小串通りを整備したとき直線に付け替えたようである。建設中と思われる国道の原形部分の道を横切って南まで伸びているように見えるが、詳細は分からない。

この僅か50mばかりの路地は本路線の枝線という扱いにはなっておらず、地元管理道のようである。道路標識がないことから推察されるように、現在は一般車両の通り抜けはなく専らこの経路を利用する駐車場出入りに通行されているようである。
出典および編集追記:

1.「宇部東部(M114)1947/03/12(昭和22年)米軍撮影の航空映像
画面左下の高解像度表示ボタンを押すと詳細画像が閲覧できる
Rondo(輪舞曲)
情報この項目は記述内容が増えたので彫刻セクションの独立記事に移動されました。記事の移転先は項目タイトルに設定されたリンクを参照してください。
《 メモリアルロード 》
項目作成日:2017/12/25
現地撮影日:2017/8/18
本路線と松島町商店街の通り(市道松島町2号線)との交点西側にメモリアルロードと書かれたプレートが壁に貼られている。


プレートのある位置図を示す。


黒字の長方形プレートで、下に(社)宇部青年会議所と書かれていた。


現在の時間軸においての宇部市民ならおよそ同意して頂けるところであるが、本路線の名称は認定市道の路線名そのままの「小串通り」である。もっとも小串通りという呼称はこの辺りよりもむしろ市民館前交差点より北側の県道区間に対してより認知度が高い。しかしこの南北の道を指してメモリアルロードという呼称は現在まったく耳にすることがない。市の主催する会合やワークショップなどでこの辺りを含む道路地図をよく目にするが、一様に小串通りと表現されている。小洒落た名称を与えたもののまったく定着しないままプレートのみが残った状態となっている。

同種のプレートは、これよりも先に市道栄町線の区間内にパブリックロードと書かれたものが確認されていた。この名称も今はまったく使用されていない。
路線名そのままで呼ぶのは親しみづらいことから、市内の主要な通りにさまざまな愛称を宛てた時期があった。そのうちのいくつかはシンボルロードやハミングロードとして今も(それほど耳にはしないが)使われている。メモリアルロードやパブリックロードも一連の愛称を与えたのと同時期につけられたのではないかとも思われる。
《 小串通踏切 》
項目作成日:2014/10/12
現地撮影日:2014/10/12
小串通踏切は、本路線がJR宇部線を横切る踏切である。
写真は本路線の終点側から撮影。


所在地は26K731M地点。[b1]


本路線は前項にもあるシンボルロードを横切った後、一旦下り坂となる。線路は近傍の路面よりかなり高いため、踏切の前後がスロープとなるいわゆる「かまぼこ型踏切」となっている。

このため軸間の長い大型車が通過しようとすると、車体の腹をこすったり最悪の場合は動けなくなる危険があるので注意喚起されている。
車軸の長くない普通車にとっても線路から向こうの見通しを悪くしている


鉄道が高くなっている理由は、昭和中期に新川橋りょうを嵩上げしたことに起因する。これに合わせて橋りょう前後のレールを少しずつ上げたため、線路を横切る部分の踏切が高くなった。小串通踏切より真締川に近い側にある松浜踏切では更に酷いかまぼこ状態となっている。

本路線の起点側から踏切を渡ってすぐ左側に別の枝道(市道朝日町3号線)がある。渡辺翁記念会館や文化会館でイベントが開催されたときここから退出する車が非常に多い。本路線で踏切の一旦停止と確認に気を取られているときここからサッと車が出てくることがあるので注意が必要である。
写真は朝日町3号線側から撮影している


本路線は県道琴芝際波線を介して小羽山方面へ往来する車が極めて多く、朝夕は非常に混雑する。その中ですべての車が一旦停止を求められる小串通踏切は明白なボトルネックとなってしまっている。
出典および編集追記:

b1. 写真では踏切名の読みとして「こぐしどり」が与えられているが、正則な振り仮名としては「こぐしどり」となるべきである。指摘事項があったのか、2017年の半ばに「〜通踏切」すべての振り仮名が「〜どおり」に修正された。修正は「う」の上から「お」を印刷したテープを重ね貼りしただけで、一部は既にテープが剥がれかけているものが存在する。

ホームに戻る