市道黒岩片倉線・横話

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この記事は、市道黒岩片倉線に関する派生的記事をまとめて収録している。
《 黒岩三差路の信号機設置 》
現地撮影日:2015/2/21
記事公開日:2015/2/22
本路線の起点は市道丸山黒岩小串線黒岩観音付近にある。2014年の後半のこと、このT字路に信号機が設置された。

起点側に向かって撮影。T字路へ向かうにつれてややカーブしているため予告信号機が設置されている。


本路線の成立時期が新しく、南北を連絡する道がなかったために交通量が増大した。このT字路から市道丸山黒岩小串線へ出る車の流れが多くなり、信号機がないと危険な状態になっていた。


市道丸山黒岩小串線側から撮影。
歩行者用の横断歩道は本路線を横切る一箇所にしか設置されていない。


一般には信号機の設置は極力少ない方が良い。機械的な交通整理を行うので公平さは担保されるが、時間によって各路線の交通量が変化するとき対応しきれず、青信号で枝道から一台のみの車が悠々と本線へ流入し、その後長々と本線の赤信号が変わらず、上下線共に十数台が待機しているなどという頭の堅い交通整理が起こりがちになる。最近の例では市道恩田線起点の信号機新設のように前後の信号機との連携性の兼ね合いから効用がやや疑問視される例もある。しかしこの場所の信号機設置は致し方ないだろう。市道丸山黒岩小串線の交通量は少なくないので、信号がなければいつまで経っても本線へ出られない事態が起こり得る。特に右折で本線へ合流しづらいのは私自身何度か車で通って体感していた。

実際の車の流れは、専ら開方面と本路線の往来である。岡ノ辻方面の往来は殆どない。特に多いのが本路線の終点側片倉からやってきてこのT字路で右折する車である。開から来て本路線へ左折する場合は歩行者の横断だけ気をつければ済むが、片倉から来ての右折は岡ノ辻方面から速度をあげて来る車に本当に神経を使う。信号機の形式は明示されていないがある程度のサイクルタイムを考慮した感応式のようである。実際は片倉からの車が途切れることが殆どないのでほぼ一定周期に動作している。

信号機が設置される前の本路線のT字路部分である。[2009/11/26]


信号機設置の正確な時期は調べていない。設置の情報はメンバーからの報告による。

《 下から眺めた黒岩橋 》
現地撮影日:2013/10/20
記事公開日:2013/10/25
情報この記事は本路線から観察される跨道橋の黒岩橋について記述しています。
上を通る市道黒岩線の視点による黒岩橋については「市道黒岩線の黒岩橋」を参照してください。

本路線を片倉側から通ったとき、最高地点を越える場所で更に上方を跨いでいく橋に出会う。


随分と高いところに架かっている橋で、この市道を車で通ったことのあるドライバーなら見覚えがあるだろう。

これは市道黒岩線の黒岩橋で、元々は黒岩方面から片倉へ向かう道は高台を越えていくこの道しかなかった。


即ち平成14年に本路線が通じたときこの部分を深い堀割としたことで市道黒岩線が分断される形となった。そこで架橋により従来の通行を保証している。
かつては橋の架かる高さまで地山で、橋の黒岩側に峠があったようだ。峠を過ぎて下り坂となる部分を掘り割られたせいか、橋は片倉側に向かってかなり傾斜している。

本路線の堀割は西に開けているので、午後訪れて撮影する場合は常に起点側から撮らなければ逆光となる。
撮影時期が10月だったため、木々の伸びが著しく橋の外観が今ひとつ冴えなかった。


以下の写真は、3年前の冬場に撮影したものである。
木々が立ち枯れ状態なのでいくらか橋が映えて見える。


東側の接続部。
路面からの高低差は20m近くあるだろう。


オープンカット区間は切土量を減らすために平坦路ではなく峠部分を作っている。それでも直高20m近くでこの広さの道を造ったのだから、搬出する土量が半端なかっただろう。
残土の行方が気になるが、常盤池の北側、土取の入り江を埋めるのに使用したのかも知れない。本路線の起点となる市道丸山黒岩小串線の改良区間もほぼ同時期に施工され、そこにもオープンカットが存在する。常盤池北のスポーツ広場が整備されたのも時期的にほぼ同じだった。

殆どのドライバーにとって黒岩橋は下から眺めるだけの橋になるだろう。現在でも車で橋を通ることはできるが、沿線の住民でもない限り酷く遠回りかつ余計な峠越えとなってしまうからだ。
出典および編集追記:

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