市道丸山黒岩小串線・横話【3】

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(「市道丸山黒岩小串線・横話【2】」の続き)
旧厚生年金休暇センター
情報この項目は分量が多くなったので単一記事に分割されました。記事の移転先は項目タイトルに設定されたリンクを参照してください。
《 砕けた心に巻く包帯 》
タイトルからすぐに宗教的内容が連想されたかも知れない。いやはや、もしかすると読者もテーマ踏査主体のホームページでこのような重い話題を私の口から聞かされるとは想像だにしなかっただろう。
このような話題は横話とて好まず、あくまでもテーマ踏査主体の話題のみに触れたい読者は以下の記事はご覧にならないことをお勧めする。私からすれば真面目な話だが、無用に読者を重い気分にさせるのも憚られる。
なお、記述は非常に長い。延々と書き連ねた長文を見ていただける方は、下のボタンを押すことで展開できる。また、関係者からこのような記述を掲載しないで欲しい旨の申し出があれば、いつでも該当箇所を削除する用意があることを申し添える。

注意以下の記述には宗教的な内容および個人の体験が含まれています。承諾頂ける方のみ「閲覧する」ボタンを押してください。


現在のところ(「現在のところ」とはこの横話記事を認めているまさに今のことだ)私はこの一般法則に従って暮らしている。とかく論理と言うと堅苦しくて冷たい、融通が利かないという印象があるかも知れないが、それは義務学校が植え付けた偏見である。平たく言えば「筋道(すじみち)」だ。筋を通すことを嫌う人間はいない。あっちで言っていることとこっちで振る舞っていることがまるっきり違えば、自分はよくても人はあなたを信用しないし評価しない。

ここまで豪語してきた内容が私の人生においていつまでも真であるとは断定できない。常々、事ある毎に明言している通り、人間は生物(なまもの)である。時の変遷によって自分の立場や思考形式は必ず揺らぐ。どうかすれば今まで歩いてきた道を全否定し、まったく反対方向へ新たに歩き始めるかも知れない。

基本的に私は自分勝手で単独行動を好み、人の中に入って和合するタイプではないのだが、だからと言って大勢集まる人が和してやっていくことを望むという一見矛盾した行動様式をもつ。その気になればやれるものを、そして施すことを望む人の存在がありながら誰も行わないのを知りつつ面倒だとか自分の仕事ではないという理由で捨て置くのは我慢ならない。それは道義とは思えないし、かつて私を傾倒させたキリスト教の教えにも沿っていない。実際、あの頃に受けた教学と昔から崇高な存在と考えていた論理、そして道義が今の自分の行動を律しているのは明らかだった。この思考形式は、若かったあの時代に悲惨な事件を経験し、そして彼に出会ってキリスト教の一派となる教えに接することがなければ永遠に得られなかった。今の自分は、現在とは違った思考エンジンを搭載した人間になっていた筈だ。

最後に申し添えるに、上記文中で現れる「彼」は、実は女性である。初めからそうであると明記すれば色の付いた話と曲げて解釈されることを恐れて彼と表記した。この女生徒は過去も現在も色恋沙汰などの関係はいっさいないことを申し添えておく。
《 未定義その1 》
情報この項目は現在他のどの記事からもリンクされておらず孤立しています。将来的に内容を追記した上で移動する予定です。

以下の2枚の写真は、先々で写真にまつわる記事を書くかも知れないときのために予約されている。

ユースホステル入口前を過ぎて一旦下り、再び上昇に転ずる手前の場所になる。


当サイトでは私的な物件を取り扱わないことにしているので誤解を避けるために断っておくと、この項目で記述を意図している内容と写真に映っている車や現住民にはいっさい関係ないことを申し添える。


内容的にはまったくの個人的関わりであり、本件について記述があるとしても文化カテゴリで記事を収録し始めたときのことになるだろう。換言すれば一般向けにはその程度に重要性を持たない内容である。

《 開交差点(仮称)》
市道丸山黒岩小串線の最高地点付近ではいくつかの市道が変則的に接続している。交差点と言うよりは自動車にとってT字路のダブルという形状で、近くにある開バス停の呼称を借りて開交差点と命名し説明する。

起点から走った場合、坂を登り切ってすぐ同程度の規格の道が左から直角に接続する。
市道常盤公園開片倉線で、常盤公園の石炭記念館前に起点を持つ交通量の多い市道だ。
実は接続ではなくこの場所で横切っている


市道常盤公園開片倉線の接続部を撮影。
歩道が付属していない違いだけで、車道規格や交通量は同程度に多い。


このT字路に信号機は付属しない。双方向を確認できるミラーが設置されているだけである。統計的データを持っているわけではないので断定はできないが、ここでは数え切れないほどの衝突・接触事故が発生している場所だろう。

この場所から振り返ってT字路部分を撮影すると理由が分かるかも知れない。
少なくとも私はこの場所が危ないことを理解しているので、自転車はともかく車ではなるべくここで曲がることにならないルートを考えて走っている。


通行優先権は直進する市道丸山黒岩小串線にある。したがって市道なりに真っ直ぐ走る分にはあまり問題はない。とりわけ危険なのは市道常盤公園開片倉線からこのT字路に出てくる通行である。
上の写真で分かる通り、市道丸山黒岩小串線はT字路の手前が坂でしかも若干カーブしている。そのためT字路から出ようとする場合、右からやってくる車が肉眼では殆ど視認できない。前方のミラーへ命を預けてT字路に進入する状態になる。昼間よりも車のライトが遠くから分かる夜の方が運転は容易だ。

内回りの左折ですらこんな感じだから、左からやって来る車も注意する必要がある右折はまったく神経を使う。常時交通量が多く右も左も完全に車が途絶えるまで身動きできない。慎重を期して安全な状態を待ち過ぎれば後続車両が滞留してくる。ここを右折する自動車教習所の外部コースがあるなら、きっと大いに鍛えられるだろう。

初めて道路レポート向けに走ったとき、問題の多いこのT字路を撮影しようとバス停付近に自転車を停めてカメラを構えていた。できるだけ無関係な通行車両を入れまいと思って車の途切れるのを待とうとしたのだが、いつまで経ってもまったく車が途切れないのに閉口した。

あまりにも多い交通量に呆れて、この場所がどれほど混み合う場所なのか記録しようとした動画ファイルが見つかった。
撮影は2009年9月中旬で日曜日の午後である。

[再生時間: 16秒]


この状況は今も殆ど変わっていないし、もしかすると酷くなっていることだろう。

これほど交通量がありながらこのT字路に信号機が付く可能性は恐らくゼロである。信号機で交通整理されている風呂ヶ迫交差点が近いことも理由にあるが、設置しても殆ど効果が見込めないと思われるからだ。
道路幅員が狭いので、いくら信号を設置しても本線に右折車両が一台あるだけで後続はドン詰まりである。信号機を設置するなら直進でも対向車両を停める3サイクルでなければ安全に通行できない…それよりは譲り合い精神に委ねた方がスムーズに行くだろう。

市道丸山黒岩小串線に沿って数十メートル進むと、今度は逆方向のT字路に出会う。
市道開墓地公園2号線で、道路規格は市道常盤公園開片倉線とほぼ同等である。


そしてここから先の市道常盤公園開片倉線とほぼ同程度の規格の道が北に伸びているのである。


この場所の地図を示しておく。
中心点は2つのT字路の間にある開バス停に設定している。


地図からも示唆される通り、東から西に向かう市道丸山黒岩小串線に対して南北に同程度の道が交わっている。それもどういう訳か十字路ではなく数十メートル離れて接続しているのである。

この近辺で南北を連絡する道は極めて少ない。平成期に入って常盤スポーツ広場裏から請川に向かう道が造られたものの、かつては車が安泰に通れそうな経路としては開墓園の中を通るこの細い道しかなかった。このため現在でも市道常盤公園開片倉線からやって来て左折した車は、次のT字路ですかさず右折するケースが非常に多い。逆から来る通行車両も同様のルートを取ることが多く、スムーズな往来の障害となる右折を増やす原因になっている。

自動車時代以前は分からないとして、ここの奇妙な道路構造は昭和中期から変わっていない。2つのT字路を統合して十字路にすれば事故が減り交通の流れもスムーズになるのは自明だが、既に住宅が密集している現状では交差点改良は極めて難しいだろう。

振り返って撮影している。
本編でも述べた通り、市道丸山黒岩小串線は全区間においてここで最高地点到達する。
もっともここを起点とする市道開墓地公園2号線はむしろ起点が最も低い場所になる。


実はこの場所で市道常盤公園開片倉線は奇妙な路線設定になっている。そのことはここから分岐するのが市道開墓地公園2号線という独立した路線名になっていることに関係する。
その件については市道常盤公園開片倉線の記事を作成したときに述べることにしよう。
《 風呂ヶ迫交差点(仮称)》
市道丸山黒岩小串線と市道沼風呂ヶ迫線の交差点には特に名前が付けられていない。ただし信号機の付属する交差点はこの近辺には他になく、近接する風呂ヶ迫町から仮に風呂ヶ迫交差点と名付けるとすれば、この場所を伝えることが可能と思われる。


以後仮称で記述するとして、風呂ヶ迫交差点は傾斜地に存在する。このため2本の市道は交差点を挟んでどの方向に進もうが坂となっている。信号機付きの交差点や分岐点が坂の途中にある例はそう珍しくはなく市内でも県道レベルで存在する。しかし十字路でどの方向にもかなりの縦断勾配がついていて交通量も相応にある交差点は珍しい。

観察する分には珍しがっていられるだけで、ここを通過する分には歩行者も一般車両においても「通過しづらい危険な交差点」である。その危険性は物理的に傾いていることと、双方の道路の狭さに起因する。


斜面の中腹にあるので、坂を登っていく車は信号待ち後は坂道発進になって交差点を抜けるのに時間がかかる。双方の市道の青信号時間はほぼ等しく割り当てられている。しかしサイクルタイムが短い割に交通量が多いので、夜間や早朝でない限りまずスムーズに交差点を抜けられない。
正面に見えるアパートは風呂ヶ迫市営住宅


とりわけ問題なのは物理的狭さ故に右折レーンが存在しないことである。交差点内部はある程度のスペースがあるので右折車が一台ならその横をすり抜けることができる。しかし市道丸山黒岩小串線からの右折車両が2台以上になれば後続車はすべてドン詰まりである。このドツボ状態に陥れば、残りの信号時間は2台が右折を終えるためだけに費やされ後続車は次の青を待たなければならない。
実際問題としてそんな寛容なドライバーなど居ない…前の右折車のせいで自分の発進を遅らされた車は赤でも平気で交差点に入ってくるのが現状

更に市道沼風呂ヶ迫線は通称工学部通りと呼ばれる市道西の宮野中線に起点を持ち、途中には宇部高校がある。そのため夕刻には自転車通学で下校する学生の姿が多い。これほどの坂なので、殆どの自転車は降りて押し歩きしている。歩行者が横断歩道を渡り終える時間がかかり、右左折車両の抜けを一層悪くしている。

市道丸山黒岩小串線の終点に向かう側。
ここからは大型車両は通行制限がかかっている。当然沿線にバス停はない。


交差点に面して一般家屋や市営住宅のアパートが並び、低い側の角地は小路ヶ池に面する急傾斜になっているので、改良される余地は遺憾ながらない。
この角地には美化ピカロードのサインが立っていた。


この交差点と言うか場所には相応な想い出もある。詳細は市道沼風呂ヶ迫線の横話で書くことになると思うが、中学時代のマラソンコースはこの交差点で曲がる設定になっていた。
即ち市道常盤公園開片倉線との交点から左折して市道丸山黒岩小串線に入り、坂を下ってこの風呂ヶ迫交差点で左折するルートだった。コースの中では短い距離で最も大きく高度を下げる区間である。

このコースは中学校の冬季マラソン大会だけではなく、当時は運動系課外クラブでも練習前の持久力鍛錬目的で日常的に走られていた。女子はこれよりも内回りする別のルートを通っていたので、風呂ヶ迫交差点を通るルートは「男子コース」と呼ばれていた。

マラソン大会のときは出発時間をずらして一学年ずつスタートしていた。それでも都合100人以上の男子がゾロゾロとこの市道を走った。主要な交差点には教諭が立って誘導していたが、今ほど交通量が多くない時代だから可能なことだった。
現在は課外クラブでも生徒が同コースを走ることは恐らくない…危険極まりない

現在でこそ傾いた十字路状態になっているが、この道路整備は昭和50年代の風呂ヶ迫市営住宅の建て替えによるものである。かつて木造平屋だった頃は捻れた交差点だったようだ。[1]

なお、上記の項目は市道沼風呂ヶ迫線を記述したとき改めて別項目として分離される予定である。

(「市道丸山黒岩小串線・横話【4】」へ続く)
出典および編集追記:

1.「地理院地図 - 1974〜1978年の風呂ヶ迫町付近の航空映像

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