写真は護国神社付近に今も遺る農道のような車両通行不能区間。
現在の経路を地理院地図に重ね描きした画像を示す。●は起点、矢印は終点を表している。
(経路のGeoJSONデータは こちら
)起点と終点を連絡する道という意図では本路線は近道にはならず無益なアップダウンも目立つ。市道路課の管理上重複しないように一つの経路として選定したようである。[1]
《 歴史 》
真締川の川筋が定まる以前から自然発生していたと思われる古道である。その傾向は本路線の起点から牛転び坂の登り口を過ぎて再び蛇瀬川まで降りてくる区間に対して特に感じられる。護国神社を過ぎた先で蛇瀬川から離れて小さな峠を越えるルートを取っているのは、昔は車の通れるような幅の道(市道真締川南小羽山線)が存在していなかったこと、曲がりくねった蛇瀬川沿いより起伏があっても若干近道であること、蛇瀬川の氾濫で通れなくなるのを避けたためと思われる。起伏のある山腹を内回りするような経路となっており、これに因んだと思われる打越という耕地字が牛転び坂付近に存在する。
広田地区を通る道も庚申塚の存在より昔から自然発生した道であることを窺わせる。終点付近にある坂は友田坂と呼ばれている。[2]
《 概説 》
本路線は市道真締川南小羽山線を横切る部分で一部当該路線と重用状態にある。路線は前半の一部車両通行不能区間を含む区間と、真締川南小羽山線を横切って広田地区を通る後半部分に分けられる。【 起点〜市道真締川南小羽山線 】
起点は市道丸山黒岩小串線の幽霊坂の登り始め地点にあり、田畑と里山の境をなぞるように進む。途中に車両通行不能区間があり、この区間の両端に四輪の通行不可を案内する看板が設置されている。
起点から進攻したとき、最後の民家を過ぎるとすぐに軽四でも通行不能な幅となる。相当長期にわたって管理の手を離れているらしく、アスファルト舗装の下に木の根が入り込んで酷く荒れている。転倒する恐れがあるため自転車で乗って通行しないことをお勧めする。
この一部区間は本路線と真締川西通り2号線との間に介護施設ができることにより舗装整備された。
護国神社が近づくと、冒頭に示したような未舗装路で幅1m程度のシングルトラックの道になる。農道のような認定市道は市内にもいくつも知られるが、山越えでない場所では珍しい。
護国神社の横の鳥居前を過ぎると再び四輪でも通行可能な幅の舗装路となる。護国神社の参道は市道維新山線であり、終点が本路線に接する。蛇瀬川および市道真締川南小羽山線の屈曲点に一瞬接するものの、そこから蛇瀬川を離れて山の方へ向かう。
(この右側部分の通路はどの市道にも属していない区間となっている)
坂を登り切ったところに刈川墓地の入口があり、そこに牛転び坂へ向かう地区道との分岐がある。本路線は右側の分岐で、これより再び下り坂となって市道真締川南小羽山線に合流する。
車両通行不能区間は当然四輪は通らないが、犬の散歩などで通行する人は割と多い。刈川墓地横を通る小さな峠越えは、人および車の通行はこの区間を利用する地元在住民に限定される。
【 市道真締川南小羽山線〜終点 】
市道真締川南小羽山線を離れると本路線は蛇瀬川をコンクリート床板橋で渡る。この橋から左側に南小羽山の調整池堰堤(勝手呼称「ロボット堰堤」)が見える。橋を過ぎてからは直線的な上りで沿線は住宅地である。丘陵部を上り詰めるたところに広田の庚申塚が存在する。直進すれば数十メートルで西山公会堂に到達するが、この区間は認定市道ではなく、本路線は庚申塚の前をなぞるように右へ曲がる。
それからやや長い坂を下っていく。坂を下ると市道西山線の右折点へ到達し終点となる。
《 近年の変化 》
追加項目が増えたので年ごとに分類し直した。【 2014年 】
・12月頃から市道真締川西通り2号線と本路線に挟まれた遊休地に高齢者介護サービス(ドミトリー中宇部)の建築工事が始まり翌年にはオープンした。これに伴い本路線の路面が荒れてデコボコだったアスファルト舗装部分が隣接地を含めて幅を拡げ舗装し直された。ただしそこより先に未だ荒れた路面の区間が残っている。
【 2019年 】
・予定では2019年に本路線の起点より先述のドミトリー中宇部までの間に残っていた狭隘区間が接道条件を満たす4m幅に拡げられる予定であった。この拡幅の要望は以前より提出されており12月に施工されることとなっていた。その後狭隘区間に面した敷地の開発申請が提出されたため、受益者負担の調整から該当土地の開発が始まるまで保留されている。この西側にあたる法面は市の所有地となっている。
【 2020年 】
・1月よりスタートした小羽山ものしり博士づくり計画への参画で、校区内のウォーキングコース設定で本路線を通るルートが設定された。往路と復路の2コースがあり、鳴水より本路線に向かい岡ノ辻維新山地区道(仮称)との接続点より牛転び坂を歩くルートをAコースとしていた。しかしcovid19の拡大に伴いイベントは中止された。・同年7月上旬から中旬にかけての豪雨続きで、本路線の広田地区を通過する民家の石積みが損傷し通行止めとなった。
この状況は宇部日報で報道されている。なお、当該記事では「市道の路肩が崩壊」のように書かれているが、実際に崩れたのは民家の石積みの方であり市道の路肩ではない。[3]本路線の護国神社西より刈川墓地横を通る区間も車両通行止めとなっていた。最終編集日時点では擁壁と舗装の補修工事が終わり解除になっている。
・同年9月に襲来した台風10号の影響で、安心ライフ中宇部裏の区間で敷地の樹木が垂れ掛かり道路を塞ぐ事態が起きた。
市道路課により通行に支障のない程度に張り出した幹が切断されている。
【 2024年 】
・4月頃に宇部護国神社西側の車両通行不能区間から空き地へ降りるスロープが整備され、宇部護国神社来訪者向けの駐車スペースになった。559カフェやライヴ演奏を観に訪れる人が増えたための駐車場確保である。それ以前より古い鳥居から下側の段の駐車場までは降りることができていた。駐車場からドミトリー中宇部裏までの車両通行不能区間に変化はない。なお、この区間の端にあった居住者のない民家は2023年末に周囲の樹木が伐採され、2024年4月までに更地になった。
【 2025年 】
・9月に本路線の車両通行不能区間沿いにある民家跡地の整地工事が始まった。設置されている看板は「墓地・納骨堂・火葬場の設置(変更)計画及び工事のお知らせ」となっており、鉄筋コンクリート1階、264体を収納可能とする納骨堂である。このことより民家跡地を宇部護国神社が買い取って新規建設することが分かる。本路線に沿って車両通行不能区間に駐車場があり、納骨堂のところまでは安泰に通行できる舗装路が整備されるかも知れない。
《 関連記事リンク 》
地名としての維新山について。派生項目: 市道維新山線|維新山について
《 個人的関わり 》
特記事項と同様の区間分類に沿って述べる。【 起点〜市道真締川南小羽山線 】
真締川沿いのメインとなる市道真締川西通り2号線は交通量が多い割に自歩道の整備が不十分で、特に自転車で市街地へ向かって下るとき車道幅員が狭く左側通行が危険なため、代替ルートとしてこの区間を通ることがある。起点を経過後、鎌田橋を渡って琴芝方面へ向かうことが多い。護国神社を過ぎてから市道真締川南小羽山線との交点までの区間は無益なアップダウンルートのため、本路線および牛転び坂などの写真採取目的以外では通ったことがない。
ここまで読む人も殆どないと思われるのでコソッと書くが、最終編集日現時点のアジトから市街地へ出掛けるときの必須通過路である。特に崩しの坂手前の起点から先は車両通行不能区間であり、市が設置した案内看板があるため実際に通行するのは私を含めた少数の関係者に限られる。それ故にこの区間に大量の落ち葉や木の実(特にヤマモモ)が溜まると自分が通行するのに困るため、自発的に清掃を行っている。
【 市道真締川南小羽山線〜終点 】
市道真締川南小羽山線を横切った先に俗称「ロボット堰堤」があり、その撮影目的で蛇瀬川横断箇所までは何度か通っている。また、橋を渡って住宅地へ向かう入口から蛇瀬川沿いの農道があり、蛇瀬池の撮影目的でしばしば通行する。しかしそこから先は広田地区の物件撮影以外では殆ど通らない。車で本路線を通ったことはまだ一度もない。
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