宇部マニさんぽ【山口ケーブルビジョン】

記事作成日:2022/4/3
最終編集日:2022/5/15
注意この記事は書きかけ状態です。まだ正規に公開されておらず今後の編集追記で内容が変化します。公開水準に達した時点で更新履歴で案内し本タグを除去します。

ここでは、山口ケーブルビジョン「にんげんのGO!」で放映された連続企画の宇部マニさんぽについて記述する。宇部市スポーツコミッション(以下USCと略記)によるうべ探企画の宇部マニさんぽについては こちら を参照。
《 概要 》
散歩というキーワードが含まれていることから分かるように、宇部マニアックスが主体となって一定経路を歩きながら沿線にある物件を紹介するものである。物件は郷土関連の書籍にはかならず記載がある著名なものが多いが、中には詳細が分かっていない物件や更には物件ではなくフォルムを愛でる種の素材もある。
【 企画化に至った背景 】
連続企画として採用された裏には、USCの散歩イベントの影響があった。

2021年の秋バージョンとして、宇部マニさんぽで日ノ山登山がプログラムとして選定されて私が現地ナビゲートしながら登山するのに要する時間の目安を知るために一度登った。このとき登山道途中にある史跡や景観に松田ディレクターが興味を示し、ロケハンの一つとして選定された。このときは岐波・ラ・ビーチに車を停めて現地まで歩いたものの、実際の登山はかなりきついことと時間を要するために登山口近くにある古尾八幡宮と海岸近くにある若宮古墳を眺めただけだった。

そこから市街部へ移動するとき何か散歩題材になりそうなものが他にないか尋ねられた。私はUSCの散歩企画を毎年春秋の2度行うことを聞いていたので、以前から市街部の題材として真締川沿いに歩くプランを温めていた。そこで市立図書館に車を停めて試験的にそこから緑橋まで歩いて現地と近くにある知っている限りの題材を紹介してみせた。短い距離を歩く間に夥しい物件とトークが繰り出されることに松田ディレクターが驚き、日ノ山登山題材よりも「こっちの方が面白そうだ」と判断したことで、宇部マニ散歩の企画が誕生した。
《 放映された経路と題材 》
この総括記事を作成している現時点で2回放映されている。散歩ロケ一回分が通常2〜3回に分けて編成され、それぞれの放映回は1〜2週放映されている。
【 第一弾 樋ノ口橋から宇部港 】
真締川沿いに歩くことを前提として、まず何処から何処まで歩くかを検討した。樋ノ口橋から上流は近年県が護岸整備を行い景観的には優れているものの昔のものは殆ど遺っていないので、下流に向かって常盤通りまで歩くことを提案した。この区間に極めて多くの物件が詰まっているからである。

収録のスタート地点となった市立図書館のある場所は、最初に宇部紡織工場として出発したことで著名な地である。女子に就労機会を与える着想は渡邊祐策翁であり、街の歴史として外して語ることはできないということで真締川から離れて寄り道する形で本件を紹介している。

宇部線の新川橋りょうは近年橋桁に補修施工の陽刻を見つけ、これが昭和期に起きたトラックと列車の衝突事故によって大破した後の補修であることが示唆されていた。収録後に市立図書館の郷土資料室でこの事故を写真付きで伝える記事を見つけ出し、そのまま番組で採用された。事故を裏付ける新聞記事なども見つかっている。

2回に分けて放映され、最初の放送回は11月1日の市制施行100周年の記念すべき日となった。この日がちょうど月曜日であり、週初めからの放送に最適だった。この日からの放送に間に合わせるように精力的な編成作業が行われている。

到着地点の宇部港では11月に開催されるUSCのスポーツうべたん企画、日の山登山イベントについてフリップを持って案内している。
【 第二弾 宇部新川駅から居能駅 】
初回の宇部マニさんぽは市内の視聴者にとって相当なインパクトがあったようで、年明けまでに第二弾の散歩コースが選定された。折しも宇部新川駅を舞台としたシン・エヴァンゲリオンで盛り上がっており、宇部新川駅から東か西の隣の駅まで歩く企画が提案された。このとき駅間で宇部新川駅から琴芝駅はかなり近く、途中で第一弾で紹介した新川橋りょうと重複する可能性もあるので、居能方面へ歩くことを提案した。この時点で宇部新川駅から砂州の上を通るもっとも古い道と考えられる上町通りを西に向かって歩くコースを想定していた。

現地ロケは当初2月19日が予定されていた。しかし週間予報では一週間前から当日のみ雨予報で他の日は晴れるという皮肉な状況だった。そして実際19日は終日雨となり、早い段階で翌日の20日に延期された。20日は晴れ間こそ覗いたものの終日厳しい寒さで、一時は吹雪のような状況となる雨降り異常に苛烈な天候だった。オーバーコート着用にマフラーまで巻いていながらもあまりに寒く、雪に吹き付けられながら歩いて細かな題材がある場所を省いた部分もある。重い機材を抱えて後ろ向きに歩いているカメラマンは更に過酷で、暫く次の物件まで距離があるとき「次にしゃべる場所まで暫くありますから」と前置きしてカメラをオフにして歩く場面もあった。

国道の手前まで歩いてきたとき昼時になったので、近くのラーメン店「笑福」[1]で昼食を取っている。午後からも天気は回復せず、なおも雪がちらついた。上町通りに戻って西へ歩き、栄川を横切る周辺は重要な物件が多いので寄り道している。それから一旦居能駅を通り過ぎる形で居能郵便局付近まで歩き、それから居能駅へ戻る形でゴールインしている。
(現在追記中…)
出典および編集追記:

1. この店は一周年を迎えた後に程なくして閉店している。

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