市道小羽山中央線

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記事作成日:2016/5/6
最終編集日:2018/7/17
市道小羽山中央線は、県道琴芝際波線の小羽山入口バス停付近から小羽山ニュータウンを経て市道高嶺中山線(通称テクノロード)に接続される認定市道である。
写真は小羽山中央公園前の三叉路。


ルートラボを載せる。
ただし後述する枝線部分は含まれていない


全線センターラインを有する対面交通で、東小羽山町5丁目から終点までの200m程度に片側しか歩道がない部分を除いて上下線に幅広の自歩道が整備されている。
小羽山ニュータウン全体の中核的路線となっているだけではなく、市街部から白石を経由し善和や西岐波方面と連絡するルートとして利用価値が高いため、交通量はかなり多い。県道改良により延伸された起点からの区間を除いて全線バス路線となっている。
《 歴史 》
かつて小羽山の墓園しかなかった山野を広範囲に開拓造成して誕生した小羽山ニュータウンと相携えて生まれた昭和50年前後の道である。北側で接続されるテクノロードと同様、殆ど人が分け入ることのない山野を切り拓いた場所である。

昭和49年度の地理院地図映像による小羽山ニュータウンの全体像である。


本路線の最大難所である蛇瀬橋はまだ橋脚部分しか見えないが、大方の線形は見えている。造成自体は既に東小羽山地区まで及んでいるが、北側のテクノロードはまだ線形がまったく見えていないことから、アクセスの容易な県道および真締川方面より進入路を造っていったものと思われる。

この時期の映像で既に大方の道路線形や造成に伴う区画割りが定まっているため、造成以前の里道の殆どが喪われている。殊に東小羽山側は地形自体が大きく改変されていて当時の一部でも遺っている里道は殆ど存在しない。[1]
《 経路の概要 》
起点より蛇瀬池の堰堤付近に到達するまでは、小羽山の南中腹に沿って進む線形である。この部分は山地部分を切り崩して出た流用土をまこも池から蛇瀬川に注ぐ沢(河川名は不明)へ押し出した盛土上に造られている。この沢は個人の田畑と水路のみが存在し、里道は元から存在しなかったか完全に喪われている。平成期に入って小串台との境界にあった沢地も埋め立てられ、新興住宅地といか土公園になっている。

小羽山ニュータウンより低い場所から登ってくる道は、中心部に至る一つ手前にある市道真締川南小羽山線のみである。真締川西通りと小羽山を連絡する道であり交通量が多いので、十字路の信号機は双方の交通量を考慮しない固定サイクルタイム方式である。

この十字路を過ぎて後述する小羽山の中心部分に至るまでに直線路ながら若干のアップダウンがある。これは南小羽山の造成時に削った土砂を沢地側へ押し出した部分である。元々の地勢を拡張する形で土砂を押し広げたため、小さな沢を横切る部分で若干の下りが生じている。

再び緩い登りをこなした先に小羽山の中心部分となる十字路がある。冒頭に掲げた写真は北小羽山側であり、この周辺に小羽山ふれあいセンターや派出所、郵便局、金融機関が集まっている。ここに市道南小羽山線が接続しT字路となっている。この信号機は南小羽山線側のリクエストに対応する感応式となっている。この路線からの出入りは結構多く散発的なために不定期に信号が頻繁に代わり本路線のスムーズな往来に影響を及ぼしている。また先述の真締川南小羽山線接続部と同様このT字路には右左折レーンが存在しないため、小羽山市営住宅方面へ右折する車で本線が滞留しがちである。

中心部から進んで郵便局の手前辺りが蛇瀬川の刻む谷地の端である。ここまでが南・北小羽山町で蛇瀬橋を渡った先は東小羽山町となる。蛇瀬橋の北小羽山側は橋の長さを切り詰めるために盛土している。蛇瀬橋は施工当時としては市単独で架けたもっとも高い橋脚を持つ橋かも知れない。橋は蛇瀬池の本土手より若干下流側を跨いでいる。蛇瀬池の余水吐下に架かる石橋も蛇瀬橋と呼ばれているようで、この橋を経由する道は小羽山ニュータウン以前は西山の北側を経由して山を越えて末信に至る里道だった。この里道は蛇瀬橋の東小羽山側橋台付近で盛土により消失している。

東小羽山入りした直後、左カーブを伴う猛烈な上り坂となる。東地区の方が標高が高いためであり、造成をもってしても解消できなかったようで現在でもバスを始めとする交通のネックとなっている。殊に東小羽山地区から蛇瀬橋に下ってくる殆どの車が制限速度である40km/h をはるかに超えるスピードで走っている。


この坂の麓と蛇瀬橋の間に小羽山小学校の入口があり、児童の登下校路となっているため押しボタン式信号機が設置されている。


東小羽山にはバス停が2つ存在する。元々は本路線沿いには東小羽山バス停のみがあったが、市営東小羽山住宅および県営西山住宅に向かう入口にバスターミナルがあったものを廃止し、代わりに本路線沿いに東小羽山五丁目バス停を追加設置している。したがって奇妙な近距離間に2つバス停が存在することとなった。東小羽山五丁目バス停付近に追加設置された押しボタン式信号機もバス停設置時とほぼ一致する。


バス停を過ぎると、かなり下る形で終点に至りテクノロードに接続される。この途中の低い部分では東西に伸びる沢地を横断している。造成の土砂を押し出すことで高低差を緩和したようで、西山県営住宅の北側は窪地状に取り残されている。
市の管理地らしく接近は不可能
【 区間の変更 】
平成10年代後半に県道琴芝際波線の崩山近くにあった悪線形(直角カーブ)を解消する道路改良工事が行われ、悪線形部分を含む部分は市道小串小羽山線へ降格され、これに伴い本路線の起点が道路改良後の県道側へ移動された。また、本路線より北側の旧県道区間は本路線の枝線として管理されることとなった。
《 Googleストリートビュー 》

枝線部分は航行操作はできないが、市道小串小羽山線の終点接続部から眺めることができる。
起点から終点までを自転車で走ったときの時系列レポート。全3巻。
現在の市道レポートスタイルを確立する以前の作成なので派生記事リンクが存在しない。本編を2巻で構成し後年の変化と補足事項を後続の1巻にまとめた変則的スタイルとなっている。
その他の派生記事を追記する折りに分割整理する予定
派生記事: 市道小羽山中央線【1】
【路線データ】

名称市道小羽山中央線
路線番号513
起点県道琴芝際波線・小串台
終点市道高嶺中山線・ZEOS前
延長約3km
通行制限なし
備考全区間40km/h制限

延長など各データの正確性は保証できません。参考資料とお考えください
《 近年の変化 》
・2014年9月に本路線と市道真締川南小羽山線終点の十字路角地にコンビニエンスストア(ファミリーマート)の建設が始まり翌月に新装オープンした。写真は建設中での撮影。


この場所は長いこと空き地状態になっていた。以前はガソリンスタンドがあったとされる。
市道真締川南小羽山線から斜面に鉄骨の基礎構造が遺っているのが見える

・本路線終点の正面にあったスポーツクラブZEOS宇部は、フィットネスクラブHBACC(ハバック)と名称を変えている。営業主体は恐らく同じ。
《 個人的関わり 》
車や自転車で通るようになったのはアジトを市街地へ移してからのことである。
現在では週に最低一度はかならず車で通る重要路線となっている。昼間に訪れる必要があるときは、自転車で向かうこともある。しかし東小羽山方面まで自転車で行くことは稀で、小羽山小から先の上り坂がきついため、往路は市道西山線を押し歩きなどで利用し帰路に通る程度である。
出典および編集追記:

1. 東小羽山2丁目付近は東へ伸びる大きな沢地を丸ごと埋め立てて全体を一つの傾斜地にするほどに改変されている。東小羽山1丁目から4丁目にかけての東側に市道西山線や重複するように南北に伸びる地区道が僅かに造成前の地勢を遺している。

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